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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「早熟な制服 肉体の報酬」

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「オーピー映画・ピンク大賞傑作選“誘惑の胸元”週間」  

「早熟な制服 肉体の報酬」2008年 OP映画 監督:竹洞哲也
2008年ピンク大賞 第3位

女子高生の寛子は卒業式当日、ラブホで記念の援交をした後、銃を手に組み事務所に強盗に入った。つまらない日常を打破するためだった。共に行ったのは幼馴染みでチンピラの華丸だった。華丸は嫌々ながら、寛子に惚れていたので片棒を担いだのだ。二人は強盗をする前に人妻の沙紀を引っ掛けてしまい、仲間に加えた。その後沙紀に口止め料を払い、二人は日本海へ向かった。二人の兄貴的存在で組員でもある慎一は鉄砲玉としての役割を果たし、今は塀の中にいる。寛子は慎一から恋人・洋美に渡して欲しいと手紙を託されており、日本海のとある町に住む洋美の元へ向かったのだった。一方、ヤクザの間で「生け捕り屋」と呼ばれる秀志と玉生の二人が彼らを追っていた。二人は借金を一気に完済した者という線で情報を集め、沙紀に接近し、寛子たちの行方を追う…。

ずいぶん時間が経ってしまったので、今回思い出すためあらすじ長めね。

ピンク大賞3位だけの事はあって傑作でした。ハードボイルドなんです。フィルムノアールなんです。でもやっぱりピンク映画なんです。
主演の女子高生寛子役のAya
竹洞作品に良く出ているから初めて見たわけではないでしょうけど、これまで印象は薄かった。
いや、こんなに雰囲気のある女優さんとは知りませんでした。良いです。制服ミニスカ生足。まともに考えるとJKキツイところかもしれませんが、この雰囲気を持ってすればぜんぜんOKでしょう。
幼馴染の華丸は松浦祐也。いつも突拍子ない出で立ちと臭い演技が売りですが、本作ではかなり抑えめで好感触。
ハードボイルドに徹しず、後半センチメンタルな青春物になってしまうのは何ですが、日本海での彼の純愛台詞はなかなかのものでしたよ。ただ、潔く早いとこ絶命するべきやった。
雪が走る曇天の日本海。

脱ぎ要員としてだけでなく、重要な役割を担った人妻沙紀の(田中繭子=佐々木麻由子)、と慎一の恋人洋美(青山えりな)がまた良いです。
生け捕り屋の2人(吉岡睦雄、世志男)とのからみ。単刀直入にやられる人妻沙紀がやられるうちに満更でもない表情。田中繭子の演技光る。
こちらも2人にやられてしまうが裏日本の田舎町では稼ぎ口が少ないとちゃっかり金銭を要求する洋美。

生け撮り屋の2人がワンステップ飛び上がってから歩きだす(Suicaの夏帆みたいなステップ)ギャグ。こういうの嫌いじゃないな。

今後ちょっとAyaに注目したいところなんだが、この芸名何とかならんのかな。検索しても見つけにくい。



新橋ロマン劇場

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