「寄生獣」2014年 東宝 監督:山崎貴
海辺に漂着した小さな寄生生物、パラサイト。彼らは人間に寄生しては宿主に擬態し、ほかの人間を食料としてむさぼっていく。そのうちの1匹が至って普通の高校生・泉新一に寄生するが、脳を乗っ取ることができずに右手に宿る。自身の肉体にパラサイトが寄生して驚がくする新一だったが、彼をミギーと呼んで共生するうちに奇妙な絆を育むように。やがて、彼の通う高校に教師・田宮良子に寄生したパラサイトやって来る。それを発端にほかのパラサイトが次々と出現し、新一とミギーに襲い掛かる。
母親からのTV規制が厳しいうちの中二が、録画してでも毎回観ているアニメが2本。そのうちの1本がこちら「寄生獣 セイの格率」で、もう1本が「テラフォーマーズ」っていう奴。後者は何が面白いのか皆目解らないのですが、「寄生獣」の方は一緒になって翌週の展開を楽しみに見ている。なかなか面白い。
原作がヒットしていた頃もちょっと興味はそそられたものの、作画が好みでなかったのと、思ったほどエロ度が少なかったもんで放置。当時、もう題名も忘れたがエロ度の高い触手マンガの方を読んでた憶えがある。
アニメ版では原作で感心しなかった作画に改善が見られてとてもよろしい。
何故今頃、「寄生獣」なのかと思っていたが、これには理由があるらしく、何でも権利の関係でハリウッドが買ってしまって日本では手が出せなかったんだとか。CG技術が進歩した今だからこそ制作に踏み切ったってわけではないみたい。(その理由も無くはないかもしれない)
今回はアニメ友の中二坊(R12クリア)と同伴で観賞。
原作に比較的忠実だと言われているアニメ版があまりに気に入っているので、こちらの方はガッカリするんじゃないかって、事前にハードルをうんと下げて臨んだせいもあるけれど、これがなかなか楽しめました。
R12程度だから中二坊もグロ表現問題なし。ただ、これは中二坊の母親には無理だろう。
「中二が見ても大丈夫なの?」と心配していたが「R12だからOKよ」と振り切っての観賞でげす。
ただ、母親の能力は侮ってはいけないので観賞後も注意、注意。
映画尺に合わせての変更。それが大きく破たんを来すことは無く・・・省略が過ぎる箇所はアニメの進行に合わせた公開のため、両方観ていれば充分補完できるので問題無しという寛大なる姿勢が大事。
例えば、新一がスーパーマン的能力を身につけていき、感情も少しづつ変容していく様は説明不足だけれど、島田を星飛雄馬なみの剛速球で仕留めるのではなくミギーと協力して弓を引く事に変更する事により違和感を感じなくて済む。もちろん弓道部の伏線はありで。
原作はSF作品としてだけでなく、深いテーマ性を秘めていそうですが、その中でも今回、「母と子」にギュッと焦点を当てた作りも好印象。これには多分に染谷君の貢献大と思われます。
母親は余貴美子さん。ウザいおかんを演じてましたが、余さんもこういう役がはまる女優になられたんですね。感慨深いものがあります。
橋本愛に東出昌大。今や、青春ものとしてキャストに申し分無し。
深津さんの田宮良子もクールな按配、悪くないです。
GW前に公開される完結編が普通に楽しみに待てるというモノ。
原作も読むことに吝かでないよ。
まずはアニメの方で完結させてから、ね。
MOOVIX川口
海辺に漂着した小さな寄生生物、パラサイト。彼らは人間に寄生しては宿主に擬態し、ほかの人間を食料としてむさぼっていく。そのうちの1匹が至って普通の高校生・泉新一に寄生するが、脳を乗っ取ることができずに右手に宿る。自身の肉体にパラサイトが寄生して驚がくする新一だったが、彼をミギーと呼んで共生するうちに奇妙な絆を育むように。やがて、彼の通う高校に教師・田宮良子に寄生したパラサイトやって来る。それを発端にほかのパラサイトが次々と出現し、新一とミギーに襲い掛かる。
母親からのTV規制が厳しいうちの中二が、録画してでも毎回観ているアニメが2本。そのうちの1本がこちら「寄生獣 セイの格率」で、もう1本が「テラフォーマーズ」っていう奴。後者は何が面白いのか皆目解らないのですが、「寄生獣」の方は一緒になって翌週の展開を楽しみに見ている。なかなか面白い。
原作がヒットしていた頃もちょっと興味はそそられたものの、作画が好みでなかったのと、思ったほどエロ度が少なかったもんで放置。当時、もう題名も忘れたがエロ度の高い触手マンガの方を読んでた憶えがある。
アニメ版では原作で感心しなかった作画に改善が見られてとてもよろしい。
何故今頃、「寄生獣」なのかと思っていたが、これには理由があるらしく、何でも権利の関係でハリウッドが買ってしまって日本では手が出せなかったんだとか。CG技術が進歩した今だからこそ制作に踏み切ったってわけではないみたい。(その理由も無くはないかもしれない)
今回はアニメ友の中二坊(R12クリア)と同伴で観賞。
原作に比較的忠実だと言われているアニメ版があまりに気に入っているので、こちらの方はガッカリするんじゃないかって、事前にハードルをうんと下げて臨んだせいもあるけれど、これがなかなか楽しめました。
R12程度だから中二坊もグロ表現問題なし。ただ、これは中二坊の母親には無理だろう。
「中二が見ても大丈夫なの?」と心配していたが「R12だからOKよ」と振り切っての観賞でげす。
ただ、母親の能力は侮ってはいけないので観賞後も注意、注意。
映画尺に合わせての変更。それが大きく破たんを来すことは無く・・・省略が過ぎる箇所はアニメの進行に合わせた公開のため、両方観ていれば充分補完できるので問題無しという寛大なる姿勢が大事。
例えば、新一がスーパーマン的能力を身につけていき、感情も少しづつ変容していく様は説明不足だけれど、島田を星飛雄馬なみの剛速球で仕留めるのではなくミギーと協力して弓を引く事に変更する事により違和感を感じなくて済む。もちろん弓道部の伏線はありで。
原作はSF作品としてだけでなく、深いテーマ性を秘めていそうですが、その中でも今回、「母と子」にギュッと焦点を当てた作りも好印象。これには多分に染谷君の貢献大と思われます。
母親は余貴美子さん。ウザいおかんを演じてましたが、余さんもこういう役がはまる女優になられたんですね。感慨深いものがあります。
橋本愛に東出昌大。今や、青春ものとしてキャストに申し分無し。
深津さんの田宮良子もクールな按配、悪くないです。
GW前に公開される完結編が普通に楽しみに待てるというモノ。
原作も読むことに吝かでないよ。
まずはアニメの方で完結させてから、ね。
MOOVIX川口