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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「闇に浮かぶ白い肌」

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「官能の帝国4」

「闇に浮かぶ白い肌」1972年 日活 監督:西村昭五郎

父の莫大な遺産で暮らす一彦。その妻・響子が失踪して半年、医者に付き添われ記憶を失くした状態で帰ってきた。だが、一彦の盲目の妹・綾子と盲導犬のジェロニモは、響子の様子に疑惑を抱くのだった。

記事をほぼ書き上げたところで上書きミスをして、全文消失。
最近は自動保存機能も付いているけど、こちらの上書きミスだからどうにもならず、滅消た。

簡単に・・・

書いていた事はシネマヴェーラの紹介文からミステリーかと思っていたら、これは、傑作ゴシック・ホラーだったって事。
白川和子は初代女王だけあって、この人のエロさは超一級。抱かれの演技と時代を感じるアイメイクからくる恍惚の表情は絶品で、もっともっと白川和子の作品は観ておきたい。

山科ゆりも盲目演技で負けていない。近親相姦に対する恐れと憧れが上手く現れた。

やっぱり益富信孝は味がある。
ホラーな感じの登場シーン(記憶喪失になった響子を従え嵐の中ドアの向こうに現れる医者、何故か白衣着てますよ
綾子の弾くグランドピアノ上での無言(兄と兄嫁の情事と思わせるため)の情事。
からまる足が鍵盤を強打し、美しい旋律を破る。
しかし、盲目で視覚以外の感覚が鋭敏になっている綾子を簡単に騙せるのか。それを言ったら話が進まないけど。
そういえば、この盲目シチュエーションは白川和子でも演じられていた作品を見ているな。・・・「引裂れた処女」でした。

財産目当ての悪党の最期があまりにも呆気ないのは残念だったけれど、一彦を殺すことなく毒薬で失明させたのは正解。
なんとも背徳的な怪しいお屋敷のラストが出来上がっている。

西村昭五郎、良いです。

シネマヴェーラ渋谷

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