「ロッキー・ホラー・ショー」1975年 英 監督:ジム・シャーマン プチ・パフォーマンス付き上映
The Rocky Horror Picture Show
恩師スコット博士に婚約の報告をしようと出かけた恋人同士のブラッドとジャネット。しかし、嵐の中、道に迷った山中で車がパンクしてしまう。電話を借りようと近くの古城を訪ねるが、そこでは目を疑うような奇怪なパーティーが開かれていた。城の主フランクン・フルターは変わった人物で、彼は自身が作った人造人間、ブロンドで筋肉質の美男子「ロッキー」を披露する。そしてフランクン・フルターとロッキーは、結婚するような演出でベッドのある部屋へと向かうのだが、ジャネットがロッキーの虜になってしまう。フランクン・フルターは、なんとジャネットとブラッドの両方と・・・
9年前にインタビュー・ドキュメント映画「ミッドナイト・ムービー」というのを観て、そこで取り上げられた6本はできれば全て劇場で観たいと思いまして。当時6本中4本は観賞済み。うち3本劇場観賞済みでした。その後「イレイザー・ヘッド」を劇場観賞。「ナイト・オブ・リビングデッド」をDVD観賞して一応は観賞コンプリ達成。劇場も「ナイト・オブ・リビングデッド」を残すのみとなっております。ところが既に劇場観賞済みのこの「ロッキー・ホラー・ショー」は当時(70年代)、何かの(まったく憶えていない)お目当て映画の併映で観て「気色悪い」というイメージしかなくちっとも面白いと思わなかった奴なので、もう一度ちゃんと観ようと思っていたんです。それが劇場で観れるというので大森へ。
全く知らずに行ってしまったのですが、どうやらその日はパフォーマンス付きの大騒ぎ上映というイベントらしいのだ。これは参ったなぁ、乗り遅れると悲惨だし、無理に乗るのも嫌だし・・・
プチ・パフォーマンス付き上映。と言うのは急遽、追加で決まったパフォーマンス付き上映でゴールデン・ウィーク中という事もあり普段よりパフォーマーの人数が集まらないから。健全だな。
上映前にファンクラブ・LIP'Sのメンバーがクラッカー、紙吹雪などの大騒ぎセット販売。グルグル回して音を出すノイズメーカーなどを配布して回る。ノイズメーカーうるさそうだな。
ますます場違い感に見舞われるのですが・・・どうしましょう。
さて、上映中にみんなで盛り上がるダンスの練習。仕方なしに立ちあがり身体を動かす。これがけっこう良いウォーミング・アップとなってほぐれてきたぞ。後は乗れるなら乗りましょうという感じでいいのかな。
上映スタート、パフォーマーの皆さんがスクリーンに合わせて同じ動きをしたり、空耳を使ったツッコミ野次など・・・
どうなる事かと不安でしたが、これが以外と上映の邪魔にはならない。ライブ・オーディオ・コメンタリーって感じでしょうか。
スクリーン上でお城の人たちが同じノイズメーカーを持っていて、ちょっと嬉しくなったりもする。
何度も何度も観賞しているコアなファンの誘導は多少疎外感はあるものの素人でもそこそこ楽しめるイベント。ここまで来れば楽しんだもの勝ちです。
さて、映画の方ですが公開当時から比べれば、女装とかオネェタレント全盛など、時代と観賞者がこのゲテもの作品を受け入れる土壌が育っているので、気色悪さよりも、主演のフランク・フルター博士・ティム・カリーの怪演ぶりなんかカッコ良いと思える。
もっとオカマっぽい作品と思っていたけど、化粧にボンテージ下着という出で立ちのバイセクシャルでありながら、あくまで男性的なんですね。
では、面白いのかというと、やっぱりストリー的な面白さは解りにくい。
ストーリーどうこう言う作品ではないのですからね。楽曲はそこそこ楽しめる、好きな人は相当嵌るカルト映画である事は間違いない。
ファッション映画の側面強い。
ド派手なコスチュウムもいいけれど、個人的にはブラッドが古城に入った際に着ているブルゾンが猛烈に欲しい。
オープニングでの象徴的な唇と 車椅子のスコット博士の網タイツはナイスだし、スーザン・サランドンの白下着は可愛かった。
だんだんこの世界の虜になっていきそう。ヤバイヤバイ。
Science Fiction-Double Feature
Time Warp - Rocky Horror Picture Show
Rocky Horror Picture Show - Touch-a Touch-a Touch-a Touch me
何はともあれ、図らずもパフォーマンス上映を体験できた事は良かったです。
パフォーマー越しの撮影はOK。スクリーンのみ撮影すると映画泥棒になります。
LIP'Sの皆さん、お疲れさまでした。ただ「エンドロールなんかどうでも良い」って、そりゃ、あなたたちは何度も観てるでしょうけど、それは違うと思いますよ。上映中のおふざけは邪魔にならない按配で楽しかったけれど、エンドロールをとても重要視する身にとっては、ここだけはちょっと頂けません。・・・いや、パフォーマンス上映に来た私がいけないんでした。ごめんなさい。
キネカ大森
The Rocky Horror Picture Show
恩師スコット博士に婚約の報告をしようと出かけた恋人同士のブラッドとジャネット。しかし、嵐の中、道に迷った山中で車がパンクしてしまう。電話を借りようと近くの古城を訪ねるが、そこでは目を疑うような奇怪なパーティーが開かれていた。城の主フランクン・フルターは変わった人物で、彼は自身が作った人造人間、ブロンドで筋肉質の美男子「ロッキー」を披露する。そしてフランクン・フルターとロッキーは、結婚するような演出でベッドのある部屋へと向かうのだが、ジャネットがロッキーの虜になってしまう。フランクン・フルターは、なんとジャネットとブラッドの両方と・・・
9年前にインタビュー・ドキュメント映画「ミッドナイト・ムービー」というのを観て、そこで取り上げられた6本はできれば全て劇場で観たいと思いまして。当時6本中4本は観賞済み。うち3本劇場観賞済みでした。その後「イレイザー・ヘッド」を劇場観賞。「ナイト・オブ・リビングデッド」をDVD観賞して一応は観賞コンプリ達成。劇場も「ナイト・オブ・リビングデッド」を残すのみとなっております。ところが既に劇場観賞済みのこの「ロッキー・ホラー・ショー」は当時(70年代)、何かの(まったく憶えていない)お目当て映画の併映で観て「気色悪い」というイメージしかなくちっとも面白いと思わなかった奴なので、もう一度ちゃんと観ようと思っていたんです。それが劇場で観れるというので大森へ。
全く知らずに行ってしまったのですが、どうやらその日はパフォーマンス付きの大騒ぎ上映というイベントらしいのだ。これは参ったなぁ、乗り遅れると悲惨だし、無理に乗るのも嫌だし・・・
プチ・パフォーマンス付き上映。と言うのは急遽、追加で決まったパフォーマンス付き上映でゴールデン・ウィーク中という事もあり普段よりパフォーマーの人数が集まらないから。健全だな。
上映前にファンクラブ・LIP'Sのメンバーがクラッカー、紙吹雪などの大騒ぎセット販売。グルグル回して音を出すノイズメーカーなどを配布して回る。ノイズメーカーうるさそうだな。
ますます場違い感に見舞われるのですが・・・どうしましょう。
さて、上映中にみんなで盛り上がるダンスの練習。仕方なしに立ちあがり身体を動かす。これがけっこう良いウォーミング・アップとなってほぐれてきたぞ。後は乗れるなら乗りましょうという感じでいいのかな。
上映スタート、パフォーマーの皆さんがスクリーンに合わせて同じ動きをしたり、空耳を使ったツッコミ野次など・・・
どうなる事かと不安でしたが、これが以外と上映の邪魔にはならない。ライブ・オーディオ・コメンタリーって感じでしょうか。
スクリーン上でお城の人たちが同じノイズメーカーを持っていて、ちょっと嬉しくなったりもする。
何度も何度も観賞しているコアなファンの誘導は多少疎外感はあるものの素人でもそこそこ楽しめるイベント。ここまで来れば楽しんだもの勝ちです。
さて、映画の方ですが公開当時から比べれば、女装とかオネェタレント全盛など、時代と観賞者がこのゲテもの作品を受け入れる土壌が育っているので、気色悪さよりも、主演のフランク・フルター博士・ティム・カリーの怪演ぶりなんかカッコ良いと思える。
もっとオカマっぽい作品と思っていたけど、化粧にボンテージ下着という出で立ちのバイセクシャルでありながら、あくまで男性的なんですね。
では、面白いのかというと、やっぱりストリー的な面白さは解りにくい。
ストーリーどうこう言う作品ではないのですからね。楽曲はそこそこ楽しめる、好きな人は相当嵌るカルト映画である事は間違いない。
ファッション映画の側面強い。
ド派手なコスチュウムもいいけれど、個人的にはブラッドが古城に入った際に着ているブルゾンが猛烈に欲しい。
オープニングでの象徴的な唇と 車椅子のスコット博士の網タイツはナイスだし、スーザン・サランドンの白下着は可愛かった。
だんだんこの世界の虜になっていきそう。ヤバイヤバイ。
Science Fiction-Double Feature
Time Warp - Rocky Horror Picture Show
Rocky Horror Picture Show - Touch-a Touch-a Touch-a Touch me
何はともあれ、図らずもパフォーマンス上映を体験できた事は良かったです。
パフォーマー越しの撮影はOK。スクリーンのみ撮影すると映画泥棒になります。
LIP'Sの皆さん、お疲れさまでした。ただ「エンドロールなんかどうでも良い」って、そりゃ、あなたたちは何度も観てるでしょうけど、それは違うと思いますよ。上映中のおふざけは邪魔にならない按配で楽しかったけれど、エンドロールをとても重要視する身にとっては、ここだけはちょっと頂けません。・・・いや、パフォーマンス上映に来た私がいけないんでした。ごめんなさい。
キネカ大森