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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「新妻地獄」

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「加藤彰 たゆたう愛」

「新妻地獄」1975年 日活 監督:加藤彰

嫁ぎ先から、不意に戻ってきた雪路。弟の重夫は驚くが、雪路は夫影井との仲に問題はないという。彼女は責め絵のモデルとなったり、たまたまSM趣味のある相沢と知り合い、互いに惹かれるようになる。相沢に嬲られることを望み、到底満たされない嗜虐欲は雪路を追い詰めていく。彼女がマゾヒズムに目覚めたのには、暗い過去があったのだ。

もう毎度書いていますが、こちらが歳を重ねれば重ねるほど、あれだけ苦手だった谷ナオミの良さにどんどん気付かされてしまう。
加藤彰監督の谷ナオミSMものはさて・・・相性的にチト不安があるのですが、どうでしょう?

セーラー服女子高生の谷ナオミはいくらなんでも無理だろう。しかし案外キャピキャピの谷ナオミさんがキャワユイのです。
それから6年後、もうすっかり大人の女になり和装でも洋装のセーターでも匂い立つような色気に幼馴染の粟津號も欲情しようというものです。
しかし、考えて見れば高校生から6年後ってまだ24,5歳です。あの色気はどう見ても30半ば以上。
実際には当時、谷ナオミ27歳。恐るべし。

謎めいた展開で何故か雪路が被虐に目覚めているようですが。その原因が少しづつ回想によって明らかになります。
その原因とは!キャピキャピ新妻のちょっとしたいたずら心が元で夫である先生が怪我をして不能になってしまい・・・。
松葉杖で殴られたりしていますが、それで被虐に目覚めたというのは説得力に欠けるのですが、原因は「谷ナオミ」だからの一言で充分なのでしょう。
SMシーンが加藤彰のせいかおとなしめなのかなと思っていたら、ある程度物語が決着した後に取ってつけたような緊縛シーン。やはり「谷ナオミだから、これ入れとかないとね」みたいなサービスシーンの数々
縛られたまま小船で流され放置。

東てる美が谷ナオミが惚れる相沢の女。縛られる事でしか感じる事の出来ない哀しい性を演じております。一応、大き目な前張りは上手く隠せていたように思います。
自縛で悶えてるところを粟津號に見つかり犯されます。この時の粟津さんが良いです。「なっ、なっ」って・・・、
終わった後、東てる美から「ブタ」呼ばわりされていますが、今回も粟津さんの頑張りが嬉しいですね。その妻が絵沢萌子さんですがチョイ役でした。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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