Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

平成27年6月 快楽亭ブラック毒演会

$
0
0
出直しブログで「寄生獣」というネタを見つけて気になっているのだが・・・
先月、「髪結新三」が上のみだったので2カ月連チャンになったよ。

2015(平成27)年6月27日
快楽亭ブラック毒演会
上野広小路亭

開口一番 快楽亭ブラ坊 「近日息子」
快楽亭ブラック 「たがや」
快楽亭ブラック 「髪結新三・下」

中入り

オークション
快楽亭ブラック 「英国密航」
快楽亭ブラック 「抜けマラ」

侍に逆ギレして啖呵を切るたがや。弥太五郎源七に啖呵を切る新三。

「たがや」久しぶりに聴いた。地噺を正当に。悪くないなぁ。
「1分40秒前に落語はリアリズムと言っておきながら・・・」が可笑しい。

髪結新三、やくざの必要悪と大家と家主の違いを説明して「髪結新三・下」
町役人家主の権力を説明しないと、家主にギャフンと言わせられる展開にちょっとピンと来ない。
髪結新三という粋でカッコ良い名称の割に、まあ、チンピラですけど、最後のカッコ悪さは気の毒。
家主の「鰹は半分もらったよ」の理屈が強引すぎるだけに。
それにしても弥太五郎源七の面子は丸潰れのまま。
歌舞伎ではこの後数年後、源七と新三が闘う事になるらしい。
同題材の名作映画「人情紙風船」やはり一度観ておく必要があるようです。

中入り後、秘密のオークション。ブラック師、眼鏡で登場。ラピュタで見かける待合で熱心に読書する姿とはまた違って、顔付きが優しげに見え好印象。
眼鏡によって人相が良くなるとは。
貴重な品でも狂気的な高値にはならない、いたって冷静。
AV女優による芝居化はともかく、「一発のオ○○コ・浪曲版」は良さそう。本職の浪曲師、どなたかやらんか。勇気を出して・・・

ユニオンジャックの着物なので「英国密航」、所謂「長州ファイブ」これ聴くのは初めて。
歴史物でどうかと思ったが、これがなかなか面白い。長講となるが最後まで楽しめる。
伊藤俊介のポルトガル挨拶が見事。
生粋のロンドンっ子ガール夫妻の会話、吹替えヴァージョン、長州人とのカタコトがあるだけに面白い。
クリントンと喜朗の英会話。me too.
最後はテムズ川のロンドンブリッジ上での白波五人男で締める。あれ?野村弥吉が克也に・・・
広沢瓢衛門の「英国密航」が聴きたい。

左甚五郎作の張形の小噺で爆笑を誘い、「抜け雀」に・・・
今日はずいぶん正当に来るなと思ったが、そこはブラック師。
書いた絵は雀でなく裸の海老蔵。「抜けマラ」である。
落ちはどうでしょうか、微妙でした。元ネタのタイトルに「抜け」があるだけに過度に期待しすぎた。

前回は地震のため電車が止まり上野で足止め食ったが、今回は無事帰還。

blogram投票ボタン


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles