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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「したくて、したくて、たまらない、女。」

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「過激で、キュートな、ユートピア。 沖島勲監督の全七作品、七周に渡り、一挙公開!!」

「したくて、したくて、たまらない、女。」1995年 RELAX 監督:沖島勲

山奥の温泉場。夜毎美しい見知らぬ女が現れ、番頭の喜六や女中の亭主まで誘惑し、後を追うと暗い空から“したいよー、したいよー”の声が響く。女はかつて栄華を誇った大女優。その実、幸せを得られなかった切ない生涯を、雑誌記者役の黒沢清が渋い演技で追って行く。

特集上映期間に惜しくも逝去された沖島監督。
本作、鑑賞時にまさか、死神と格闘されていたとは知る由もなく・・・

1995年作品。出演者がある意味豪華な成人映画。こんなんがあるんですね。
すっかりお婆ちゃんになった志水希里子が旅館の女将。
熟女になってもまだまだ若々しさを遺す小川美那子がなかいさん。
番頭の人は顔や口調が室田日出夫っぽいなと思っていたら、本当に室田日出夫だったので驚いた。気づくまで相当時間を要した。
そして、この頃の葉月蛍の芝居の稚拙さにも・・・
若いのに、現在の宮沢りえっぽい美人さんで東京の大学にいっている旅館の一人息子(倉田昇一)の恋人。小学校教師の設定で純愛ラブシーンの連続。

主演の城野みさ、幻想的イメージでの入浴シーンが美しい。しゃべりだしたり、からみになると落ちる感じがするほど。お湯からあがって全裸で歩く後ろ姿で充分価値あり。

展開的に、ああこれは幽霊なんだなと思うけれど、実は幽霊ではない。
事の真相が解明(?)するシーンが深夜アニメの「闇芝居」っぽくて好き。津田寛治の「おしま~い」で下げても違和感なし。

したがる城野みさが若いカップルの間に入る事がなく、二人に波風が立たないところがちょっぴり癪。
若い方のなかい、江川加江が倉田昇一に密かに思いを寄せていたので、成就させてあげたかった。このファニー・フェイスな女優さんはポルノの人では無いのか?入浴シーンだけじゃなく、濡れ場が見たかった。

なかなか面白いタッチの幻想ピンク映画でした。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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