「夏休み特別企画 漫画から生まれた映画たち」
「あんみつ姫 〈妖術競べの巻〉」1954年 東京映画 監督:仲本繁夫
頓珍漢な発明に没頭する甘辛城・城主と、好奇心旺盛でお転婆盛りのあんみつ姫が巻き起こす騒動を描いた、歌と笑いに溢れる愉快な一本。
倉金章介のまんが「あんみつ姫」は小学生の頃「のらくろ」ブームがありハードケース入りの全集を貯めた小遣いで少しづつ買い揃えてた頃、ついでに読んだ事がある。幼いながらもその古さに郷愁を感じ、嫌いじゃなかった。唯一読んだ少女マンガといっても過言じゃない。
あんみつ姫がその後も根強くリバイバルを繰り返し少女マンガのスタンダードになっていったのは知らなかった。キョンキョンとかも映画でやってんのね。けれどあんみつ姫は倉金章介でしょう。
54年の映画なら倉金章介の世界が味わえそう。
観賞前にエチオピアでカレー(5倍)を食べたら腹一杯になって、瞼が重い(いったい、何回同じ過ちを繰り返すんでしょう)
ということで、ところどころ(かなり広範囲)で眠ってしまいました。
あんみつの前にカレーというのはいかにも無謀。
それにしても期待通りの緩さだなぁ。
あんみつ姫はお城の教育で「殺す」とか「盗む」という言葉の意味さえ知らない雛つば状態。これぞファンタジー。
遊園地の遊具以下のヘリコプターに乗りこむ丹下キヨ子のカステラ夫人。
甘辛城・城主に藤原鎌足。
松島トモ子はまだ子供。
悪役の益田喜頓が一つ目小僧やからかさに化ける。ますますチープ。
あんみつ姫の雪村いずみが歌いだす。逆にこの歌唱力がゆるくチープな世界感にそぐわない。まぁ、下手くそな歌ではしょうがないけれど、ここまでの歌唱力が無駄に感じてしまうほどだ。
雪村いづみはやっぱり上戸彩なんだな。これは長門裕之=桑田 佳祐、小林旭=吉川 晃司に次ぐ3番目の継承だ。
もし自分に娘がいたら、アンパンマンとかプリキュアとかまだ何もわからないうちにこの映画を見せたい気持ち。喜頓の一つ目小僧がトラウマになったりするだろうか・・・
神保町シアター
「あんみつ姫 〈妖術競べの巻〉」1954年 東京映画 監督:仲本繁夫
頓珍漢な発明に没頭する甘辛城・城主と、好奇心旺盛でお転婆盛りのあんみつ姫が巻き起こす騒動を描いた、歌と笑いに溢れる愉快な一本。
倉金章介のまんが「あんみつ姫」は小学生の頃「のらくろ」ブームがありハードケース入りの全集を貯めた小遣いで少しづつ買い揃えてた頃、ついでに読んだ事がある。幼いながらもその古さに郷愁を感じ、嫌いじゃなかった。唯一読んだ少女マンガといっても過言じゃない。
あんみつ姫がその後も根強くリバイバルを繰り返し少女マンガのスタンダードになっていったのは知らなかった。キョンキョンとかも映画でやってんのね。けれどあんみつ姫は倉金章介でしょう。
54年の映画なら倉金章介の世界が味わえそう。
観賞前にエチオピアでカレー(5倍)を食べたら腹一杯になって、瞼が重い(いったい、何回同じ過ちを繰り返すんでしょう)
ということで、ところどころ(かなり広範囲)で眠ってしまいました。
あんみつの前にカレーというのはいかにも無謀。
それにしても期待通りの緩さだなぁ。
あんみつ姫はお城の教育で「殺す」とか「盗む」という言葉の意味さえ知らない雛つば状態。これぞファンタジー。
遊園地の遊具以下のヘリコプターに乗りこむ丹下キヨ子のカステラ夫人。
甘辛城・城主に藤原鎌足。
松島トモ子はまだ子供。
悪役の益田喜頓が一つ目小僧やからかさに化ける。ますますチープ。
あんみつ姫の雪村いずみが歌いだす。逆にこの歌唱力がゆるくチープな世界感にそぐわない。まぁ、下手くそな歌ではしょうがないけれど、ここまでの歌唱力が無駄に感じてしまうほどだ。
雪村いづみはやっぱり上戸彩なんだな。これは長門裕之=桑田 佳祐、小林旭=吉川 晃司に次ぐ3番目の継承だ。
もし自分に娘がいたら、アンパンマンとかプリキュアとかまだ何もわからないうちにこの映画を見せたい気持ち。喜頓の一つ目小僧がトラウマになったりするだろうか・・・
神保町シアター