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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「フリーダ・カーロの遺品-石内都、織るように」

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「フリーダ・カーロの遺品-石内都、織るように」2015年 ノンデライコ 監督:小谷忠典

国際的に活躍する写真家の石内都が、メキシコ出身の著名な画家フリーダ・カーロの遺品にカメラを向ける姿を追ったドキュメンタリー。死後50年以上の歳月を経て日の目を見た数々の遺品の撮影風景に迫る。
写真家の石内都は、フリーダ・カーロの遺品を撮影するためにメキシコシティへとやって来る。“青の家”と呼ばれるフリーダ自身が生まれ育った場所で、石内はコルセットや洋服や靴などを次々と写真に収めていく。



メキシコの著名な女流画家フリーダ・カーロとその作品に興味があったのと、やっぱりメキシコ萌えしたいので鑑賞。
まずメキシコのフリーダ・カーロ美術館の青く塗られた壁が良い。オープニングとエンディングに使われる。
「死者の日」の祭りの様子から始まるのも期待が高まる。



これはフリーダ・カーロの遺品を撮影する石内都のドキュメンタリー。なんだか主役はフリーダ・カーロなのか、フリーダ・カーロの遺品なのか石内都なのか曖昧な感じで進み、やはり石内都というおばはんの映画なのか…という感じ。
フリーダ・カーロとその遺品が目当てだったんだけど・・・
まったくのおばはんなんだけれど、アーティストなのでそれらしく微妙なファッションセンスをしている。
撮影者はモノトーンの目立たない服でいてくれた方が良いとか、ジーンズでしゃがみこんだ時のおばはんのハンケツまではいかないが腰肌なんか見たくねぇなぁ・・・と否定的な気持ちにも。

写されているスタッフが日墨双方、ほとんど女性という現場にも少し抵抗を感じるし。

しかし、ラスト写真展に訪れた人々のインタビューの後で全貌を現す石内都の作品に圧倒される。
遺品を撮影した写真を小谷忠典がカメラで捉えているわけで言わば二重三重のフィルターなんだけれども、その質感、色彩の再現、自然光の美しさ。
なるほど。石内都のワークに敬意を表したい。
「遺品を撮るということは過去を撮っているという事ではないのよ」

途中、メキシコ観光になり、ティオティワカンに行ったりするのでメキシコ好きには眼福。

メキシコのJKがフリーダ・カーロについて語るところが好き。
ふくよかなダンサーが民族衣装を纏って踊るダンスが静かで良い。



眉毛がくっついてうっすら口髭の生えたフリーダ・カーロの絵画と遺品の展示、石内都の写真の大展覧会を見てみたい。コルセット、義足、ブーツは実物展示希望。





マグダレーナ・カルメン・フリーダ・カーロ・イ・カルデロン(1907年7月6日 - 1954年7月13日)






















渋谷 シアター・イメージ・フォーラム

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