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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「悶絶本番 ぶちこむ!!」

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「ピンク大賞特集 Vol.2」

「悶絶本番 ぶちこむ!!」1995年 新東宝 監督:サトウトシキ

麻紀(南口るみね)と同棲している修司(本多菊雄)は年上のトミ子(吉行由実)とも関係を持っている。仕事もなく、お金もない修司。目的もなく電車に乗った彼は降り立った終点の町の印刷所で働くことになる。そして、いつしかそこの経営者・サチ子(葉月蛍)とも関係を持つようになるが・・・。
1995年ピンク大賞1位


同棲生活からふと消えてしまう職無し男とその友人で一級建築士でありながら詩作を嗜む男。(田中要次)
職無し男・修司が消えたのちに、その妻・麻紀にかねてより思いを寄せていた一級建築士は麻紀と新たな生活を始める。
麻紀の方も同棲を始めると、ふと消える女であった。
修司は元来、どんな事があっても謝る事をしない男。そんな一面に痺れてしまったのが年上のトミ子、関西弁の吉行由実だ。
「私を都合のいい女にしないで」と言いながらも、進んで都合のいい女になってくれるトミ子。
1万円の借用を要求すると、5万円くれると言う。・・・・
「好きだよ」「調子いいぞ」

映画も撮る福間健二が自身作成の詩をモチーフに立花信次名で脚本。
詩の引用「間違っているが、そんなに大きくは間違っていない」を始め、随所に光る台詞が紡がれる。
特に、印刷所経営者で笑わない女として登場するサチ子の無機質な台詞回しから発せられる意外な言葉が魅惑的。
「もう一度して」・・・
「動かないで、本当はその方が気持ちいい・・・深く、長くね」
・・・・
「そのまま、じっとしていて、長く・・・、そうすれば人間てしょっちゅうセックスしなくても済むものなのよ。でも、明日また、しましょう」・・・
無表情な葉月蛍がエロい。
この頃の葉月蛍出演作は他にも観たい。

でも修司は覚えたてのワープロに別れの言葉を残し、サチ子の元も去ってしまう。
ワープロの別れの言葉でも、一度は記した謝罪の言葉は当然デリート。

麻紀はとにかくセックスしまくる。
南口るみね。眉毛の太さは時代なので仕方がないまでも、ブサイク顔。徹底してからみを続けて行く中で、ブサイクがエロさに昇華されるかと思ったが、それほどでも無い。インパクトはあるので、使い方によっては大化けしてもおかしくないタイプだが、その後出演作はほとんど無い模様。惜しい。

シナリオタイトルは「Like a Rolling Stone」それが事もあろうに「悶絶本番 ぶちこむ!!」とは・・・いつもながら意味不要のピンクタイトル。

上野オークラ劇場

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