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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「Cu-bop(キューバップ) CUBA~New York music documentary 」

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「見逃した映画特集2015」

「Cu-bop(キューバップ) CUBA~New York music documentary 」2015年 KAMITA LABEL 日・玖 監督:高橋慎一

キューバ随一のサックス奏者セサル・ロペスは不自由な日常を送る中でも、自分の家の倉庫を改装した音楽スタジオで仲間たちとセッションをしている。一方、ピアニストのアクセル・トスカは6年前の海外ツアーで、アメリカの音大の奨学金を獲得し移住した。その後、キューバとアメリカの正式な許可が出ていない状態にもかかわらず、アクセルは国境を越え、セサルらとライブを敢行する。

キューバのジャズっていうとやっぱり東京キューバン・ボーイズみたいにサルサなんかのキューバ音楽色が強いものを期待してしまうけれど、こんなにもビ・バップなジャズが展開されているのね。
もっとも、奏者側にしたら、勝手にキューバ音楽を求められても迷惑千万な話でしょうけど。
それでもパーカッションがフューチャされるとちょっと嬉しい。

残念な事に例によって途中から半睡状態に陥ってしまったので愉しみにしていた音楽以外のキューバの生活・文化面を堪能するに至らなかった。
むしろ、キューバの情勢への踏み込みというよりも純粋にジャズ・ライブを楽しむといった格好になった。それはそれで良い。

最終的に再開を果たすメンバーが大きな劇場でフィナーレを飾るというありがちな展開にならないのは好印象。
演奏するスペースが常に立派なライブハウスとかじゃなくて施設借りました感の強い小さな空間であるのが、キューバ的と言えばそうなのかもしれない。こういう学祭的空間で一流のジャズを聴くのは、常に憧れるものありますよ。
ただ、エレクトリック・ベースは音的にはともかく、巨大な図体でないのが絵的に寂しくていけない。


演奏者の中ではロランド・ルナの天才ピアノが印象深い。「ムーン・リバー」の神アレンジ!

Documentary Movie『Cu-Bop』trailer 01





半睡状態だったので、再観賞する機会も無さそうだしと言う事で久しぶりにパンフ購入。
それはCD付きのパンフレットというのに衝動的に手を出してしまった格好。
映画観賞代金よりも高いパンフレットってどうなの?
帰ってCDを聴いてみるとアクセル・トスカ率いる(U)nityのライブ
この、ちょっと前の現代風のピアノ・タッチはあまり好きくないジャズ・・・

渋谷UPLINK

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