「情炎の島 濡れた熱帯夜」2015年 OP映画 監督:山内大輔
吉岡は売れない官能小説家。才能を信じる妻のミチルは献身的に彼に尽くす。倦怠期を乗り越え、夫は真実の愛に気づき新人賞候補となる。
沖縄の石垣島のスナック で泥酔する吉岡。苦労をかけた妻・ミチルに、彼女の夢だったゲストハウ スの経営を実現する予定だったが、突然の事故で彼女を失ったと語る。彼の話を聞いていたママの明恵は、ミチルに再会できる「匂い袋」を渡す。「第28回ピンク大賞」優秀作品賞受賞。
上野オークラGW恒例のピンク映画大賞に関連するイベント上映。
各作品前に本作の主演女優でもあるオークラ劇場マスコットガール、朝倉ことみちゃんが作品紹介(上野オークラロビーでの撮影?)してくれる趣向が良いですね。
でも観客はいつも通りまばらながらやや多め、映画はどうでもよい方々も混じってのあの雰囲気。やや多めの分、映画目的のファンも多少潜んでいるのでしょう。
落ちも含めてとてもありがちなラブ・ストーリー。この落ちは1月に見た竹洞作品でも使ってた。その時もありがちで驚かなかったけれど、またやってるんだな。
ところが本作は演出の良さと俳優陣の頑張りでちゃんとピンク良作を越えたファンタジー作品になってる。
実際にR15版として一般公開もされたらしいよ。
川瀬陽太がまたやってくれました。嵌り役のダメ男。「ローリング」での一般映画何か(知らんし、調べるのも面倒)の賞に続いて納得のピンク映画主演男優賞のW受賞。
昔からピンク界での実績に優秀なものはありましたが、今、まさに乗ってる感じですね。
川瀬陽太無しでは語られない作品である事は間違いないけれど、それに関する記述は今回はここまで。基本、男優はどうでもいいという扱いが正しいでしょ。
主演女優の朝倉ことみは濡れ場熱演が心配になるほど華奢な身体で、特に前半の方は暗く、華の無さを感じてしまう。明らかに上映前のキャピキャピな感じの方がカワユイ。
健気で不幸な妻の感じから、後半に報われだすと可愛いさを取り戻していくのでこれは演出上正解なんでしょう。
脇役の女優陣がまたいいです。
スナック・ママの真木今日子。超巨乳AVさんで、台詞回しはとても褒められたもんじゃないが、それが却ってミステリアスな影を持つ役に馴染んでクールなのが堪らない。
とても雰囲気(もちろんエロ度高し)を持った方ですので、今後も大根でもいいからピンク出演を増やしていってもらいたいものです。
島のスナックのママが和田光沙。ユタ(沖縄の巫女)でもある。
この両スナックママの2人が落ちの場面で揃って看護師役の2役で登場。生死さまよう夢落ちという事もあるが、予算の少なさを逆手にとった演出が効果的。
ここでも素気なく仕事をする大根の真木今日子がとても良い。
「よみがえりの島」でR15公開された作品は当然編集が入っているわけで、こちらは見ていないけれども当然ピンクシーンをカットしてあるんでしょう。
ピンクシーンになると退屈で眠気を誘う作品も多々ある中、この作品はそこをカットすると魅力半減になる(エロい意味だけでなく、人物描写の上でも)事が容易に想像できるんですけど。
ピンク映画ならではのラブストーリーとして秀逸って事です。
せっかくのロケ地が曇天続きであったのが勿体ない。これは低予算製作の宿命として諦めましょう。
上野オークラ劇場
吉岡は売れない官能小説家。才能を信じる妻のミチルは献身的に彼に尽くす。倦怠期を乗り越え、夫は真実の愛に気づき新人賞候補となる。
沖縄の石垣島のスナック で泥酔する吉岡。苦労をかけた妻・ミチルに、彼女の夢だったゲストハウ スの経営を実現する予定だったが、突然の事故で彼女を失ったと語る。彼の話を聞いていたママの明恵は、ミチルに再会できる「匂い袋」を渡す。「第28回ピンク大賞」優秀作品賞受賞。
上野オークラGW恒例のピンク映画大賞に関連するイベント上映。
各作品前に本作の主演女優でもあるオークラ劇場マスコットガール、朝倉ことみちゃんが作品紹介(上野オークラロビーでの撮影?)してくれる趣向が良いですね。
でも観客はいつも通りまばらながらやや多め、映画はどうでもよい方々も混じってのあの雰囲気。やや多めの分、映画目的のファンも多少潜んでいるのでしょう。
落ちも含めてとてもありがちなラブ・ストーリー。この落ちは1月に見た竹洞作品でも使ってた。その時もありがちで驚かなかったけれど、またやってるんだな。
ところが本作は演出の良さと俳優陣の頑張りでちゃんとピンク良作を越えたファンタジー作品になってる。
実際にR15版として一般公開もされたらしいよ。
川瀬陽太がまたやってくれました。嵌り役のダメ男。「ローリング」での一般映画何か(知らんし、調べるのも面倒)の賞に続いて納得のピンク映画主演男優賞のW受賞。
昔からピンク界での実績に優秀なものはありましたが、今、まさに乗ってる感じですね。
川瀬陽太無しでは語られない作品である事は間違いないけれど、それに関する記述は今回はここまで。基本、男優はどうでもいいという扱いが正しいでしょ。
主演女優の朝倉ことみは濡れ場熱演が心配になるほど華奢な身体で、特に前半の方は暗く、華の無さを感じてしまう。明らかに上映前のキャピキャピな感じの方がカワユイ。
健気で不幸な妻の感じから、後半に報われだすと可愛いさを取り戻していくのでこれは演出上正解なんでしょう。
脇役の女優陣がまたいいです。
スナック・ママの真木今日子。超巨乳AVさんで、台詞回しはとても褒められたもんじゃないが、それが却ってミステリアスな影を持つ役に馴染んでクールなのが堪らない。
とても雰囲気(もちろんエロ度高し)を持った方ですので、今後も大根でもいいからピンク出演を増やしていってもらいたいものです。
島のスナックのママが和田光沙。ユタ(沖縄の巫女)でもある。
この両スナックママの2人が落ちの場面で揃って看護師役の2役で登場。生死さまよう夢落ちという事もあるが、予算の少なさを逆手にとった演出が効果的。
ここでも素気なく仕事をする大根の真木今日子がとても良い。
「よみがえりの島」でR15公開された作品は当然編集が入っているわけで、こちらは見ていないけれども当然ピンクシーンをカットしてあるんでしょう。
ピンクシーンになると退屈で眠気を誘う作品も多々ある中、この作品はそこをカットすると魅力半減になる(エロい意味だけでなく、人物描写の上でも)事が容易に想像できるんですけど。
ピンク映画ならではのラブストーリーとして秀逸って事です。
せっかくのロケ地が曇天続きであったのが勿体ない。これは低予算製作の宿命として諦めましょう。
上野オークラ劇場