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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「フレンチ・カンカン」

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「開館10周年記念特集Ⅱ シネマヴェーラ渋谷と愉快な仲間たち」

柄本佑セレクション【どうしようもなく「映画」。】同時上映「NAGISA なぎさ」
「フレンチ・カンカン」1954年 仏 監督:ジャン・ルノワール 35mm

1880年代のパリを舞台に、ムーラン・ルージュとフレンチ・カンカンの誕生を描く。ルノワールらしい愉しさと素晴らしい色彩に溢れた傑作であり、ラストの映画史に残る名場面、躍動する踊子たちのフレンチ。カンカンは圧巻の一言!

人工的天然色が綺麗ですね。
浮気性なダングラール(ジャン・ギャバン)の元彼女とニニ(フランソワーズ・アルヌール)の対決から、結局ダングラールはまた他の女に手を出してる。
これに嫉妬し拗ねてしまうニニがカンカンに出ないと部屋に閉じこもる。



ここでダングラールの放つ開き直りの言い分が、もう最高。
そもそもニニの方もかなり尻軽で、どっちもどっち感はあるんですけど。
アラブ王の純愛ラブシーンは、とにかく絵が素敵。



全編に渡ってそこはかとないユーモアも魅力的だがやっぱり圧巻はフレンチ・カンカン。
踊り子たちが壁を突破り、はたまた天井からと、大きなズロースを見せながら登場してから元気良く笑顔振りまき「天国と地獄」でフレンチ・カンカンを踊り倒す。







もう、それまでの事や鑑賞者の持つ日常のモヤモヤなんか、全て吹っ飛ばしてくれる。まぁ、これだけ元気な気持ちになれるシーンというのも珍しよ。

鑑賞後に自分が元気になってる事、実感できたからね。
3時のおやつは文明堂!




圧巻のフレンチ・カンカンだけど、ニニとダングラールが出会うダンス・シーンも実に素敵でした。

ジャン・ルノアールはまだまだ見てないので、今後の上映は要チェックね。









シネマヴェーラ渋谷

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