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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「女賭博師乗り込む」

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「昭和の銀幕に輝くヒロイン〔第60弾〕江波杏子」

「女賭博師乗り込む」1968年 大映 監督:田中重雄

ツボ振りを封印し芸者となったヒロインが、恩ある女親分のため再び賭場へと向かう。「女賭博師」シリーズ第六作。本作から大滝銀子こと“昇り竜のお銀”が主人公として定着。「入ります!」というセリフが一世を風靡した。

個人的に女賭博師としては、そのクールでおっかないほどのルックスで藤純子のお竜を上回るんじゃないかと思っていた(両方ともほとんど見てません)江波杏子特集も結局、最後のこれ1本のみ。
なるほど、実際に見てみるとこちらの方がマイナーなんだね。やはり任侠は東映って事なんでしょうか。

本作では深川芸者の家が嫌で壷振りになったお銀(江波杏子)、ガールズバンドを率いる妹(安田道代)
江波杏子の迫力、ただものではありません。いつもどおり可愛いんだけど、何か変な安田道代。
お銀は亡き母の前で壷に封印、深川芸者二代目小志乃となるんだが、一転、日本髪芸者姿となると人が違ったよう。確かに美人ではあるのだけれど、芸者似合わねぇ〜。
ここいらは、あくまでも壷振りの江波杏子が際立ち、よろしいでんな。

何か変顔の安田道代は仲間とお揃いのミリタリー・ミニで出演直訴、イカしてます。

お銀に対抗するストリッパーの壷振り・ユカリが三条魔子
悪役親分・横井は山茶花究。陰険さは出ているものの迫力今一つ。
この親分と乳繰りあいながら「壷振りにしてぇ」という三条魔子の指技が唯一のエロシーン。

おっかない江波杏子の迫力は、ある意味存在自体がエロいとも言えるけど、やっぱりエロシーンを望んじゃう。
この人は大映じゃなくてにっかつで見たかった。

浪速千栄子の女親分ぶりもカッコ良い。
昔とった杵柄で代理人を立てずに壷を振ろうとするのは、芸者となった小志乃(お銀)にとって大事な深川踊りの日だからなんだけど、部下の男がお銀を連れてくると、あっさり代理を頼んじゃう。この辺の機微は任侠をもっと勉強しないと難しいようだ。

勝負は賽本引き。これは難しそう。
壷振り(滝田祐介)が振った賽の目(2個合計)を花札のような数字札で当てるユカリとお銀。

滝田祐介が横井のいかさま受け入れずに刺されて、さぁ、これからどうなるのかと思ったが、別にどうもならず終わる。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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