「吃七捕物帖　一番手柄」

「絶対に観て欲しい喜劇（コメディ）初笑い29本」

「吃七捕物帖 一番手柄」1951年　松竹　監督：斎藤寅次郎

江戸に横行する贋金作りの一味に目明し・又七が挑む。一味が捕まるラストで斎藤から「奇妙キテレツに驚け」と言われた伴が発したアドリブが「アジャパー」に発展したという。今だったら流行語大賞間違いなし！

この日3本立ての2本目。まだまだ眠気が取れない半分睡眠。
苦手喰わず嫌いの時代物。観ればきっと面白かろうと淡い期待。覚醒していても果たして面白いのか。
最初はミュージカルかと思ったが、歌の入れ込みが変に中途半端。

今や吃ギャグが見れるのが貴重。
ガキの頃はまだまだ三波伸介とかやってましたがな。
吃の真似をすると移るからと戒められて子供心に真似はすまいと思ったもんだ。
どどどどもども吃七の高田浩吉とやきもち焼きの女房に、相談にきた女との修羅場で吃の真似続きになる件はGOOD

清川虹子と伴淳三郎。
悪役の伴がまだ顔を見せずに着物だけ、清川虹子の一人芸で家財を投げつける。

斎藤寅次郎のスラプスティックシーン。やはり本場米には及ばないけど、かどわかしのコマ落としなスピーディーさとかは成程。

アジャパーもまだまだ不完全。

とととととにかく眠い。

新文芸坐