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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「大笑い江戸っ子祭」

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「絶対に観て欲しい喜劇(コメディ)初笑い29本」

「大笑い江戸っ子祭」1959年 東宝 監督:斎藤寅次郎

湯島天神下の貧乏長屋を舞台に「芝浜」「たらちね」「千両富」などの落語ネタを散りばめながら、庶民の悲喜交々を描く。トニー谷、森川信、丘寵児、八波、坊屋アンド・モア!登場する喜劇人たちが書ききれない!

この日3本目にして漸くお目々パッチリ。

今回特集の初日プログラム「幕末太陽傳」には到底及ばぬながらバカバカしい楽しさはこっちか。
[芝浜][たらちね]「富久]「金明竹]「小言幸兵衛」「道具屋」「だくだく」「締め込み」・・・まだあったかな。
少ぉしづつ設定を変えているのが成功なのか失敗なのか。両方あるようです。
浜ならぬ川で拾った革財布の百両が持ち主不在で八五郎の元に入ったっていうんで大家の窮地を救おうと、一発勝負、賭場に出掛けるってのは凄えね。
出色は「たらちね」の千代女の藤間紫。屑屋の久蔵(亭主)が普通の言葉を教える件。

エノケンと森川信の肩揉み合戦など錚々たる喜劇人のギャグが満載。
三木のり平はそれなりの安定感も爆発的では無い。
有島一郎の身体芸、特に足芸を見る事ができる。飄々ととぼけた初老役のイメージしかなかったが流石の喜劇役者としての得意ネタ。面白いかどうかは別にしてね。
都蝶々、南都雄二のかけあいがたまりませんね。

小顔艶々の雪村いづみが劇中何曲か歌ってくれる。
もう一人、出稼ぎに来た父母を探すお弓の翼ひろみって子役が喉を聞かせる。この人だあれ?
この作品、意外とジャジーな劇伴が良かった。
音楽は宅孝二。

新文芸坐

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