Shelly Manne & his Friends
modernjazz performance of songs from MY FAIR LADY.
ブロードウェイ・ミュージカルのマイ・フェア・レディの曲をジャズにアレンジした名盤。
ウエスト・コースト・ジャズのシェリー・マンのレコードは本当に小粋なものが多いし、また、レコードジャケットとしても素晴らしい物が数あるので今後も少しづつレコードを増やしていこうと思っています。
シェリー・マンの秀逸なレコード・ジャケットの中でも本盤は白眉。
アスコット競馬場の大きな帽子のレディが上目使い。視線の先、帽子の上には無造作に描かれた鳥のイラスト。
サーモンピンクが効いてます。
連休中にこのレコードに針を落としたところ、あらためてその名演ぶりに聴き惚れ、続けざまに4回聴いちゃったよ。
そこで、ふと気付いたんだけど、映画にもなったあの有名な「マイ・フェア・レディ」
ヘップバーンの「マイ・フェア・レディ」はTVでの放映を2度程見ようとしたが、途中で眠っちゃったり、だらけてしまいまともに見てない。
だからジャズにアレンジした、こちらの元歌というのをまともに聴いてないわけだ。
これは、ちゃんと原曲も聴いて、このトリオのアレンジの凄さをもっともっと味わう必要があるよね。
SideA
Get Me To The Church On Time
On The Street Where You Live
I've Grown Accustomed To Her Face
Wouldn't It Be Loverly
SideB
Ascot Gavotte
Show Me
With A Little Bit Of Luck
I Could Have Danced All Night
Andre Previn(P.)
Leroy Vinnegar(b.)
Shelly Manne(ds.)
借りてきましたDVD。
映画についてはまた後の機会に・・・
1曲目に「Get Me To The Church On Time」を持ってくるセンスの良さ。
プレヴィンが軽やかに奏でる冒頭のI'm gettin' married in the morning・・・のフレーズが堪らない。シュトトトトとシェリー・マンが入ってくる。
貧乏暮らしのイライザの父っつぁまが、ヒギンス教授の計らいで中産階級になっちまう。適当にやっていた女からも結婚を迫られいよいよ年貢の納め時、結婚式前夜を仲間と飲んでどんちゃん騒ぎ。
良い曲ですね。
男の曲だと思うんですが、女性による名唱もあるんですね。
カッコ良いです。ジュディ・ガーランド
http://www.youtube.com/watch?v=ScSd03OjVx4
「On The Street Where You Live」はロマンチックな曲ですが、競馬場でイライザに一目惚れしたフレディによるストーカーソングですね。
これはナット・キング・コールのが良い。
http://www.youtube.com/watch?v=z6Y2VyEzdf4
「I've Grown Accustomed To Her Face」はヒギンズ教授のレックス・ハリソンが口ずさむ程度。忘れられない君の顔・・・
「Wouldn't It Be Loverly」は映画では2回登場しますね。花売り娘のイライザが町の貧しい人々と楽しく歌い踊る場面とレディになったものの失意で訪れる育った町ではイライザは歌に加わらず。貧しい住民が静かに歌うのみ。
この盤でのアレンジはやや前者よりなんでしょうが、ジャズの粋さが出ていて楽しい。3つのパターン、どれも素晴らしいのは元の良さでしょうか。
アップテンポにアレンジされた「Ascot Gavotte」愉快愉快!
アスコット競馬場に集う上流階級の紳士、淑女。映画ではミュージカルらしく演劇的な絵作りが素敵でした。
さて、「Show Me」と「With A Little Bit Of Luck 」のアレンジにはちょっと驚き。
映画では我慢の限界に達してブチ切れ気味に歌うヘップバーンがおっかなくも可愛らしかったですが、こちらは強さは無くあくまで可愛らしく。
「運が良けりゃ」でお馴染みのコミカル・ナンバーがバラードに変身させてしまうのは驚くとともに、ちょっと残念な気もしますが、別のジャズ・バラードとして聴けば何の文句がありましょうか。
そして、映画で最も有名な(ある意味テーマ曲と言ってもいいでしょう)「I Could Have Danced All Night」 がラテン・アレンジで聴けます。
原曲も素晴らしかったですが、こいつはまた、カッコええです。
プレヴィンのピアノに絶妙にからむシェリー・マンのブラシ、そしてストトトンと気持ち良く決まるリズム。
映画で元歌を聴き、ますますこちらのレコードの素晴らしさを知ったわけですが・・・
恥ずかしながら初めて知りました。映画よりこっちのレコードの方が先なんですね。1956年
後に指揮者としても活躍したプレヴィン。このブロードウェイミュージカル曲のジャズ・アレンジが縁なのか、1964年の映画では音楽担当となり、アカデミー賞編曲賞を受賞。再び映画を元に今度はカルテットでアレンジをしてみせてくれている。
マイ・フェア・レディアンドレ・プレヴィンSMJ発売日:2009-09-30ブクログでレビューを見る»
こちらも是非聴き比べてみたいですね。
マイ・フェア・レディシェリー・マンユニバーサル ミュージック クラシック発売日:2011-02-23ブクログでレビューを見る»
マイ・フェア・レディ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]ジョージ・キューカーパラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン発売日:2011-04-28ブクログでレビューを見る»
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ブロードウェイ・ミュージカルのマイ・フェア・レディの曲をジャズにアレンジした名盤。
ウエスト・コースト・ジャズのシェリー・マンのレコードは本当に小粋なものが多いし、また、レコードジャケットとしても素晴らしい物が数あるので今後も少しづつレコードを増やしていこうと思っています。
シェリー・マンの秀逸なレコード・ジャケットの中でも本盤は白眉。
アスコット競馬場の大きな帽子のレディが上目使い。視線の先、帽子の上には無造作に描かれた鳥のイラスト。
サーモンピンクが効いてます。
連休中にこのレコードに針を落としたところ、あらためてその名演ぶりに聴き惚れ、続けざまに4回聴いちゃったよ。
そこで、ふと気付いたんだけど、映画にもなったあの有名な「マイ・フェア・レディ」
ヘップバーンの「マイ・フェア・レディ」はTVでの放映を2度程見ようとしたが、途中で眠っちゃったり、だらけてしまいまともに見てない。
だからジャズにアレンジした、こちらの元歌というのをまともに聴いてないわけだ。
これは、ちゃんと原曲も聴いて、このトリオのアレンジの凄さをもっともっと味わう必要があるよね。
SideA
Get Me To The Church On Time
On The Street Where You Live
I've Grown Accustomed To Her Face
Wouldn't It Be Loverly
SideB
Ascot Gavotte
Show Me
With A Little Bit Of Luck
I Could Have Danced All Night
Andre Previn(P.)
Leroy Vinnegar(b.)
Shelly Manne(ds.)
借りてきましたDVD。
映画についてはまた後の機会に・・・
1曲目に「Get Me To The Church On Time」を持ってくるセンスの良さ。
プレヴィンが軽やかに奏でる冒頭のI'm gettin' married in the morning・・・のフレーズが堪らない。シュトトトトとシェリー・マンが入ってくる。
貧乏暮らしのイライザの父っつぁまが、ヒギンス教授の計らいで中産階級になっちまう。適当にやっていた女からも結婚を迫られいよいよ年貢の納め時、結婚式前夜を仲間と飲んでどんちゃん騒ぎ。
良い曲ですね。
男の曲だと思うんですが、女性による名唱もあるんですね。
カッコ良いです。ジュディ・ガーランド
http://www.youtube.com/watch?v=ScSd03OjVx4
「On The Street Where You Live」はロマンチックな曲ですが、競馬場でイライザに一目惚れしたフレディによるストーカーソングですね。
これはナット・キング・コールのが良い。
http://www.youtube.com/watch?v=z6Y2VyEzdf4
「I've Grown Accustomed To Her Face」はヒギンズ教授のレックス・ハリソンが口ずさむ程度。忘れられない君の顔・・・
「Wouldn't It Be Loverly」は映画では2回登場しますね。花売り娘のイライザが町の貧しい人々と楽しく歌い踊る場面とレディになったものの失意で訪れる育った町ではイライザは歌に加わらず。貧しい住民が静かに歌うのみ。
この盤でのアレンジはやや前者よりなんでしょうが、ジャズの粋さが出ていて楽しい。3つのパターン、どれも素晴らしいのは元の良さでしょうか。
アップテンポにアレンジされた「Ascot Gavotte」愉快愉快!
アスコット競馬場に集う上流階級の紳士、淑女。映画ではミュージカルらしく演劇的な絵作りが素敵でした。
さて、「Show Me」と「With A Little Bit Of Luck 」のアレンジにはちょっと驚き。
映画では我慢の限界に達してブチ切れ気味に歌うヘップバーンがおっかなくも可愛らしかったですが、こちらは強さは無くあくまで可愛らしく。
「運が良けりゃ」でお馴染みのコミカル・ナンバーがバラードに変身させてしまうのは驚くとともに、ちょっと残念な気もしますが、別のジャズ・バラードとして聴けば何の文句がありましょうか。
そして、映画で最も有名な(ある意味テーマ曲と言ってもいいでしょう)「I Could Have Danced All Night」 がラテン・アレンジで聴けます。
原曲も素晴らしかったですが、こいつはまた、カッコええです。
プレヴィンのピアノに絶妙にからむシェリー・マンのブラシ、そしてストトトンと気持ち良く決まるリズム。
映画で元歌を聴き、ますますこちらのレコードの素晴らしさを知ったわけですが・・・
恥ずかしながら初めて知りました。映画よりこっちのレコードの方が先なんですね。1956年
後に指揮者としても活躍したプレヴィン。このブロードウェイミュージカル曲のジャズ・アレンジが縁なのか、1964年の映画では音楽担当となり、アカデミー賞編曲賞を受賞。再び映画を元に今度はカルテットでアレンジをしてみせてくれている。
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