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「可愛くて凄い女」

「ピカレスク スクリーンで味わう〈悪〉の愉しみ」

「可愛くて凄い女」1966年 東映 監督:小西通雄

緑魔子の個性と特異なテーマで人気を呼んだ”おんな番外地”シリーズの第三作目。キュート&コケティッシュな魅力が全開!天知茂との共演で、ドライに人生を楽しむ若い女スリを明るく演じている。ニュープリント上映。

緑魔子トークショーを見損ねた無念を引きづりつつ観賞。
トークショーもそうだが「かも」再観賞ならずが痛かった。
それでもオープニングのあみあみバックのキュートな魔子さんを見ているうちに機嫌も治る。モノクロなのに色彩的なおシャレを感じられる。
「かも」ほどでは無いがコスプレ感も少々・・・

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女スリ3人組のメンバーが浦辺粂子と園佳也子ってのが凄い、大丈夫なのか。当然最若である緑魔子の千枝子がイニシアチブ。
3人の食事シーンがヨイ。千枝子の食欲。
気障な男黒木・天知茂との共演がお宝。
内容から荒木一郎の「白い指の戯れ」を思い出してしまうが、あちらと比べると犯行の手口、スリ技などがアラだらけで情けない。
トルソー前で技量を見せる天知茂の技もどうという事が無いように思えてしまう。
後半、ヤクザ者の今井健二から身を隠して逃亡をはかる段なども隙だらけでドキドキしてしまう。
見どころは度胸満点の千枝子の啖呵。ヤクザ男の野坂(今井健二)も痺れる。

お隣の奥さん城野ゆきの上品な可憐さはめっけ者。
エリート銀行マンのご主人のか弱き堅気衆ぶりも良い。

緑魔子は天知茂とのファースト・コンタクトでは薄汚い浮浪児の汚れメイク。時代なのか・・・
ヤクザ者のアジトで挌闘して同様な汚れメイクになる。

黒木(天知茂)の劇中の気障~な台詞が本当にエンディングの落ちになるってのは好き。

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ラピュタ阿佐ヶ谷

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