「ショウほど素敵な商売はない」1954年 アメリカ 監督:ウォルター・ラング
There's No Business Like Show Business
1930年代、ヴォードビルの大スターであったドナヒュー一家の子供達の成長と美しい家族愛に、素晴らしい歌と踊りを散りばめた感動のミュージカル。
1919年、モリー(エセル・マーマン)とその夫テレンス・ドナヒュー(ダン・デイリー)がアデルフィ劇場に出演したとき、当時1歳の長男スティーヴも初舞台を踏んだ。1923年にドナヒュー一座がピッツバーグ劇場に出演したときはスティーヴ6歳、それに4歳の長女ケイティ、2歳の次男ティムが加わっていた。それから月日が流れ、ドナヒュー夫妻は成人した長男スティーヴ(ジュニー・レイ)長女ケイティ(ミッチー・ゲイナー)、次男ティム(ドナルド・オコナー)と5人一座を組み、ニューヨークのヒポドロムに出演して大当たりをとった。父親に似て浮気者のティムはガール・フレンドとナイトクラブへ行ったとき、そこの受付をしている歌手志望のヴィッキー(マリリン・モンロー)に眼をつけたが、体よく追いはらわれた・・・
昔の洋画の所謂名画と呼ばれるものは、恐ろしいほど見ていない。
映画をよく見るようになったとは言え嗜好はご覧の通り偏っていますから。
今更、そのような作品までなかなか手が回りません。
DVDで安易に観る事は可能な時代。しかし、名画であればできれば劇場の大スクリーンで・・・。
そういった意味でも「午前十時の映画祭」は格好の企画。
立川談志家元絶賛!滂沱の涙もの映画なら一度は見ておきたいと思っていたのに、気づいたらミユキ座の上映は終了していた。
止むを得ずレンタルで・・・。
慣れないミュージカル、しかも歌うシーンはショウ場面がほとんどとちょっぴり心配しながら鑑賞し始めましたが、出演者のヴォードヴィル・シーンは見ているだけで楽しくなる。
しかし、ヴォードヴィル一家のドナヒュー家の歴史を歌と踊りだけであっさり見せておくだけで、果たして感動のラストというものが訪れるのだろうかと、またまた、ちょっと心配になってきた。
でもちゃんと、モーリー・ママが「ショウほど素敵な商売はない」を朗々と歌い上げる舞台袖の家族再開シーンにウルっと来るじゃないの。(こんなにもご都合主義的な再開だというのに・・・)
音楽の魔術って奴か?
よくよく考えると、それまでの歌と踊りでの綴りかた。この、あっさり感の塩梅が実に上手いんだね。
ミッチ・ゲイナーのダンスがとても美しく見惚れる。
エセル・マーマン。声もでかいが顔もでかい。
小顔のミッチ・ゲイナーと男装水夫となって歌うシーンのど迫力ったら。
ドナルド・オコナーのティム。七光芸人はこうでなくっちゃというキャラクターが良い。
マリリン・モンロー出演の映画を観るのもこれが初めて。
ここは、まだまだダンス・レッスン修行も不足していた頃だそうで、見劣ってしまう。
そうなるとセクシーさも下品に見えるだけでとても損。
セクシーに気だるく歌う「Lazy」にしてもそのバックでコミカルに活発に動くミッチ・ゲイナーとドナルド・オコナーのダンスが最高。
ミュージカル、ショウの現実から離れた夢のようなエンターテイメントの世界にうっとり嵌るのも、良いものだ。
Alexander's Ragtime Band
「ドナヒュー一家に幸あれ!」
これは当時、談志家元が映画同様に嬉しがった双葉十三郎先生だか何だかの一言映画評。
でも、劇場なら、もっと良かったろうに・・・
There's No Business Like Show Business
1930年代、ヴォードビルの大スターであったドナヒュー一家の子供達の成長と美しい家族愛に、素晴らしい歌と踊りを散りばめた感動のミュージカル。
1919年、モリー(エセル・マーマン)とその夫テレンス・ドナヒュー(ダン・デイリー)がアデルフィ劇場に出演したとき、当時1歳の長男スティーヴも初舞台を踏んだ。1923年にドナヒュー一座がピッツバーグ劇場に出演したときはスティーヴ6歳、それに4歳の長女ケイティ、2歳の次男ティムが加わっていた。それから月日が流れ、ドナヒュー夫妻は成人した長男スティーヴ(ジュニー・レイ)長女ケイティ(ミッチー・ゲイナー)、次男ティム(ドナルド・オコナー)と5人一座を組み、ニューヨークのヒポドロムに出演して大当たりをとった。父親に似て浮気者のティムはガール・フレンドとナイトクラブへ行ったとき、そこの受付をしている歌手志望のヴィッキー(マリリン・モンロー)に眼をつけたが、体よく追いはらわれた・・・
昔の洋画の所謂名画と呼ばれるものは、恐ろしいほど見ていない。
映画をよく見るようになったとは言え嗜好はご覧の通り偏っていますから。
今更、そのような作品までなかなか手が回りません。
DVDで安易に観る事は可能な時代。しかし、名画であればできれば劇場の大スクリーンで・・・。
そういった意味でも「午前十時の映画祭」は格好の企画。
立川談志家元絶賛!滂沱の涙もの映画なら一度は見ておきたいと思っていたのに、気づいたらミユキ座の上映は終了していた。
止むを得ずレンタルで・・・。
慣れないミュージカル、しかも歌うシーンはショウ場面がほとんどとちょっぴり心配しながら鑑賞し始めましたが、出演者のヴォードヴィル・シーンは見ているだけで楽しくなる。
しかし、ヴォードヴィル一家のドナヒュー家の歴史を歌と踊りだけであっさり見せておくだけで、果たして感動のラストというものが訪れるのだろうかと、またまた、ちょっと心配になってきた。
でもちゃんと、モーリー・ママが「ショウほど素敵な商売はない」を朗々と歌い上げる舞台袖の家族再開シーンにウルっと来るじゃないの。(こんなにもご都合主義的な再開だというのに・・・)
音楽の魔術って奴か?
よくよく考えると、それまでの歌と踊りでの綴りかた。この、あっさり感の塩梅が実に上手いんだね。
ミッチ・ゲイナーのダンスがとても美しく見惚れる。
エセル・マーマン。声もでかいが顔もでかい。
小顔のミッチ・ゲイナーと男装水夫となって歌うシーンのど迫力ったら。
ドナルド・オコナーのティム。七光芸人はこうでなくっちゃというキャラクターが良い。
マリリン・モンロー出演の映画を観るのもこれが初めて。
ここは、まだまだダンス・レッスン修行も不足していた頃だそうで、見劣ってしまう。
そうなるとセクシーさも下品に見えるだけでとても損。
セクシーに気だるく歌う「Lazy」にしてもそのバックでコミカルに活発に動くミッチ・ゲイナーとドナルド・オコナーのダンスが最高。
ミュージカル、ショウの現実から離れた夢のようなエンターテイメントの世界にうっとり嵌るのも、良いものだ。
Alexander's Ragtime Band
「ドナヒュー一家に幸あれ!」
これは当時、談志家元が映画同様に嬉しがった双葉十三郎先生だか何だかの一言映画評。
でも、劇場なら、もっと良かったろうに・・・