Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

「野球狂の詩」 web観賞

$
0
0
「野球狂の詩」1977年 日活 監督:加藤彰

ヤジと罵声の中、大阪アパッチ対東京メッツの最終戦が、国分寺球場で行われていた。この試合は、メッツの大投手・岩田鉄五郎の引退試合でもあったが、鉄五郎は試合後、引退をとり消す。そんな頃、スカウトの尻間は、ドラフトを間近かにひかえ、有望新人が見つからずしょんぼりしていた。彼はある日、武蔵野高校のグランドで女子野球部の中の水原勇気を発見し、さっそく鉄五郎にあわせるのであった。



水島新司の野球マンガの実写化で、木之内みどりのアイドル映画。
最初から最後まで突っ込み所ばかりだけれど、そこも楽しめば良いのでは。
でも、突っ込みたくなるわな。

いろんな意味で隔世の感画強い1977年の野球事情と現在。本当に変わりましたな。
いや、当時見ても前近代的で隔世感あったかもしんない。マンガだからね。
当時、稲村亜美さんが居れば適役だったんでしょうけど、当時そのよな女子が出る土壌は無かったわけで・・・
女子プロ野球とか、高校生の球数制限のご時世に稲村亜美でリメイクするのは相当の工夫が必要でしょうね。
あの当時だからこその作品という意味で面白いと思います。




意外と嵌り役の小池朝雄、岩田鉄五郎。
草野球感丸出しの野球場とゲームシーンが良いです。
中小企業風会議室で行われるドラフト会議。
メッツのドラフト無駄使い。

残念なのはメッツのユニフォームがG軍を思わせるカラーリングでダサい事この上ない。
南海風のグリーン基調やニューヨーク・メッツ風のブルー基調にしてほしかったな。



原作やアニメ版ではどうだったんでしょうか。実は水島新司の野球マンガにあまり興味無かったもんで良く知りません。
当時としてG軍をモデルにせず南海や架空のメッツをモチーフにしている点は評価できるのですが、いかんせんマンガが面白いかというと・・・
マンガは読まない性質なので床屋の待ち合いで読んだだけです・・・

木之内みどりの見どころは・・・
アマチュアの時はホットパンツ型ですが、メッツ入団するとあんよは出さない。始球式要員じゃないんだから仕方ない。
ただ、キャップの着こなしが残念。舐めとんのか。原作の水原勇気も舐めたキャップ着こなしだったかもしれないけどマンガだから気にならなかった?
うさぎ跳びで反吐を吐きそうになるの良い。
もの静かでありながら、野獣の眼を持つ強気の女子を良く演じてます。




入浴シーンもあるよん。ドリームボールの握りを練習する木之内みどりが可愛い。
でも彼女は「刑事犬カール」の時の方が良い。

プロ野球関係の出演は野村克也、藤田学、豊田泰光、辻佳紀など。なかでも野村克也はかなり台詞与えられてます。

広島にトレード出される村田の奥さんが山科ゆりですが、もう少しちゃんと顔撮ってあげてよ。

大阪アパッチ戦でドリームボールを投げる水原勇気だが、エンディングの盛り上がり微妙。

とは言え、思った以上に楽しめる珍作。



ネット観賞

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles