「夏の娘たち~ひめごと~」2017年 インターフィルム 監督:堀禎一
山あいの小さな町に直美は養父の最期を看取りに戻って来た。義理の弟・裕之との再会はふたりのあいだに秘密の過去をよみがえらせる。彼らは姉と弟の関係を越えて男女の仲に至っていた。裕之への愛を再燃させた直美だったが、やはりこの町に戻って来た幼なじみの義雄を前に思いは乱れる……
堀禎一監督急逝で追悼鑑賞に。
ポスターイラストのアートワークに惹きつけられ鑑賞意欲が高まっていたのだが、まさにポスターのイメージそのままの作品で、映画側は兎も角、一層アートワークに感心してしまった。
内容は世界の狭い地方都市のドロドロ関係だけど、それとは正反対に清々しい印象。あっけらかんだ!
弟が姉に振られて以降、二人の顔が本物の姉弟のように似てきた。同系の骨格なんだな。
西山未来の欲情する骨格。
通夜の晩、義男やその両親の事を皆が数珠つなぎ(通夜だけに)に思い出す場面はお見事。
旅館で義男の三味線で舞ってみせる直美のシーンを始め、かなり好ましい場面が散見。
セックス描写は多いがガチ・ピンクのアプローチとはちょっと違う感じで、これが眠気を誘わず案外よろしい。
いつのまにか夜明けを迎える義男との情事とか、良いのである。
山あいのせいか撮影時の天候か避暑感のある川遊びのシーン。まるで今夏の東京のような事も奇跡的じゃないか。
ロケ地となった旅館が良い。母親が遠目で眩暈で倒れるシーンの構図。
ピンク常連役者多数出演。
奇を衒わない松浦祐也のキャラ作りが好感度高くて驚き。
やはり、速水今日子さんは良い。(客席にいらっしゃったし)下元史朗とのからみは無いので脳内補完。昏倒しながら若者達を軽く罵る。
志水季里子さんは、ああいう人だから・・・
生前鑑賞のラノベ作品とトークショーで評価を落としてしまい過去作特集の鑑賞をやめてしまったがここで一気に挽回。
本作が遺作となったのは幸いと思うし、阿佐ヶ谷で見逃したピンク作品が上映されるのでそっちに行く事が決定した。
あらためて、ご冥福を祈る。
ポレポレ東中野
山あいの小さな町に直美は養父の最期を看取りに戻って来た。義理の弟・裕之との再会はふたりのあいだに秘密の過去をよみがえらせる。彼らは姉と弟の関係を越えて男女の仲に至っていた。裕之への愛を再燃させた直美だったが、やはりこの町に戻って来た幼なじみの義雄を前に思いは乱れる……
堀禎一監督急逝で追悼鑑賞に。
ポスターイラストのアートワークに惹きつけられ鑑賞意欲が高まっていたのだが、まさにポスターのイメージそのままの作品で、映画側は兎も角、一層アートワークに感心してしまった。
内容は世界の狭い地方都市のドロドロ関係だけど、それとは正反対に清々しい印象。あっけらかんだ!
弟が姉に振られて以降、二人の顔が本物の姉弟のように似てきた。同系の骨格なんだな。
西山未来の欲情する骨格。
通夜の晩、義男やその両親の事を皆が数珠つなぎ(通夜だけに)に思い出す場面はお見事。
旅館で義男の三味線で舞ってみせる直美のシーンを始め、かなり好ましい場面が散見。
セックス描写は多いがガチ・ピンクのアプローチとはちょっと違う感じで、これが眠気を誘わず案外よろしい。
いつのまにか夜明けを迎える義男との情事とか、良いのである。
山あいのせいか撮影時の天候か避暑感のある川遊びのシーン。まるで今夏の東京のような事も奇跡的じゃないか。
ロケ地となった旅館が良い。母親が遠目で眩暈で倒れるシーンの構図。
ピンク常連役者多数出演。
奇を衒わない松浦祐也のキャラ作りが好感度高くて驚き。
やはり、速水今日子さんは良い。(客席にいらっしゃったし)下元史朗とのからみは無いので脳内補完。昏倒しながら若者達を軽く罵る。
志水季里子さんは、ああいう人だから・・・
生前鑑賞のラノベ作品とトークショーで評価を落としてしまい過去作特集の鑑賞をやめてしまったがここで一気に挽回。
本作が遺作となったのは幸いと思うし、阿佐ヶ谷で見逃したピンク作品が上映されるのでそっちに行く事が決定した。
あらためて、ご冥福を祈る。
ポレポレ東中野