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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「女囚701号 さそり外伝」

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「女囚701号 さそり外伝」2011年 新東宝 監督:藤原健一

Y刑務所に収監された女・松島ナミ。彼女は自分を陥れた男・杉見への復讐のために生きていた。権力者の杉見は刑務所長に命じ、ナミを抹殺しようとする。果たしてナミの復讐の結末は・・・。

ついにピンク映画で篠原とおるのさそりが実現。
女囚物のポルノ、ピンクは数々あるわけで、さそりの影響は少なからずもあったとは思います。
堂々と篠原とおる原作と謳ってピンク映画が制作されたことだけでも喝采。

外伝というタイトルではあるものの、まったくオリジナルストーリーのリメイクであるなんて聞いちゃあ、見ないわけには行きませんとも。

梶芽衣子版のストーリーをしっかり踏襲するというのは、比較される危険はあるけどファンにとっては喜ぶべき所であって、あまり期待せずに見るのが得策。

まずは、主演の明日花きらら。有名AV女優さんですが、作品を拝見したことはない。
顔もボディも完璧といえる美しさ。ちょっと人造的であるとも言えますが・・・
影のある凄みと美しさのバランスという点では、梶芽衣子に1歩も2歩も及びませんけど、
暗い照明に青白く映える美しさだけでも満足していいんじゃない?
大きなお目々に囚人なのにばっちりメイク。
台詞の少ない役だからこそなんでしょうね。ご本人、やる気を出して演技の勉強を積んで、今後も映画方面で活躍してほしい。

IT業界の若き成功者杉見社長にだまされ、レイプに涙する普通の美人OLが(スポーツインストラクターで身体を動かすのが好きとは言ってたけど)クールで強靭な復讐鬼となる説得力の無さはオリジナル同様。そこは置いておきましょう。

AV女優、ピンク映画ならではというシーンはそほど無かったし(ピストル・フェラは笑ったが)、1人、穴堀り作業を続けさせられる場面もいかにも底が浅いんだけど・・・

むしろ、ピンク映画としての見所は、ピンク常連の脇役の女囚たちにありますね。
ほたる、しじみ、里見瑤子、倖田李梨・・・
中でも里見瑤子の役作りメイクが凄いことになってます。

さそりと言えば、ちょっと前に水野美紀でリメイクされてました。あちらはアクションに重きを置いてて水野さんの露出度が少なかったとかってんで劇場鑑賞をパスしたんです。そのうちレンタルで見ておこうとは思っております。

そんな作品を見たファンのフラストレーションが今回のピンク版さそり製作に繋がったのか・・・、なんて想像したりして。
フラストレーションは解消されましたでしょうか。



上野オークラ劇場

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