「ニュー・ジャーマン・シネマ回顧」
「キュスタース小母さんの昇天」1975年 独 監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
Mutter Kusters' Fahrt zum Himmel
職場で上司を殺し、自殺したキュスタース氏の後に残された家族の受難を描く。反社会的破壊分子とみなされた夫の汚名を晴らそうとするキュスタース夫人の元に、マスコミ、共産党員、過激派等が接近してくる。
ストリップ小屋で歌う娘も親のスキャンダルを上手に利用。イングリット・カーフェンの退廃的エロが良い。
キモい司会者はペーター・カーンだったのですね。「ラ・パロマ」の人だ。
製作都合で米版と独版でエンディングが違う。
独版上映後に米版のエンディングも上映してくれる企画が良かった。
小母さんの絶品な呆然顔がフリーズして顛末は脚本をト書きも含め字幕で現すファスビンダー製作の独版のトンデモ映画な感じが凄く好きだが、政治活動に翻弄された小母さんが守衛さんにナンパされてホッコリするスタッフによる(本来のシナリオはこちら)米版も捨てがたい。
邦題、米版だと昇天のニュアンスが微妙になってくるのも興趣。
米版のエンディング不毛な座り込み。
個人的にはファスビンダー作でゴッドフリート・ヨーンが出てるだけでも嬉しいのです。
アテネフランセ文化センター
「キュスタース小母さんの昇天」1975年 独 監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
Mutter Kusters' Fahrt zum Himmel
職場で上司を殺し、自殺したキュスタース氏の後に残された家族の受難を描く。反社会的破壊分子とみなされた夫の汚名を晴らそうとするキュスタース夫人の元に、マスコミ、共産党員、過激派等が接近してくる。
ストリップ小屋で歌う娘も親のスキャンダルを上手に利用。イングリット・カーフェンの退廃的エロが良い。
キモい司会者はペーター・カーンだったのですね。「ラ・パロマ」の人だ。
製作都合で米版と独版でエンディングが違う。
独版上映後に米版のエンディングも上映してくれる企画が良かった。
小母さんの絶品な呆然顔がフリーズして顛末は脚本をト書きも含め字幕で現すファスビンダー製作の独版のトンデモ映画な感じが凄く好きだが、政治活動に翻弄された小母さんが守衛さんにナンパされてホッコリするスタッフによる(本来のシナリオはこちら)米版も捨てがたい。
邦題、米版だと昇天のニュアンスが微妙になってくるのも興趣。
米版のエンディング不毛な座り込み。
個人的にはファスビンダー作でゴッドフリート・ヨーンが出てるだけでも嬉しいのです。
アテネフランセ文化センター