談吉的超絶落語合宿

「黄金餅」を聴きに合宿初参戦。
twitterはじめるとやはり情報収集が1.2倍くらい高まるようで･･･
良いんだか何だかは解らないけど兎も角。

2017（平成29）年11月24日
談吉的超絶落語合宿
千登世橋フリースペース　cafe囀や

立川志ら門　「××××」
三遊亭鳳月　「ずっこけ」

中入り

立川談吉　「黄金餅」

若き二つ目談吉くんが前座さんを2名従えての落語合宿？という勉強会。
会場は小じんまり客席僅かに12席
こんな小さい所とは思わなかった。談吉曰く「秘密倶楽部」
それでも当日プラッと来て余裕で入れる。こうでなくっちゃ。

まずは志らく師の処の志ら門。謹慎とかいろいろ訳ありな方のようです。今回も訳ありで演目は伏字にしておきます。ご心配なく、ちゃんとした古典落語です。来春二つ目トライアル再挑戦。

三遊亭鳳楽師の処の鳳月（ほうづき）酔っ払いの噺、地力あんなぁ。

最近の前座さんはほとんど学卒だからなのか一定の実力を見せてくれるのか。いや、筋のいいのを選んでるって？ウッソー！
調べたら鳳月さんは漫才師としてのキャリアがあるのね。若月という兄弟漫才。どうりで。若月、聞いた事あると思う。

談吉くんはツイッターで告知通り「黄金餅」
談志家元の十八番。
学生の頃、お笑いが好きで落語に少し興味を持ち志ん生や三木助のレコード聴いていたりはしたけど、ラジオで談志師の「黄金餅」を聴かなければその後にめりこみ、寄席、落語会通いするようにはならなかっただろうという個人的に重要な演目。枕も含めあの衝撃ったら無かった。今ではその当時の燃えカスのよに偶に寄席・落語会を楽しんでるってわけだが･･･

勉強会だし多分根多おろしだろうから少し不安もあったけど、一門会で「富久」や「つるつる」「よかちょろ」を楽しませて頂いた、密かにご贔屓の談吉くんですからそこは大丈夫でしょう。
練りに練ったって。
枕で本人は納得できないような事も言ってますがそこは若さと勢いで。経験とか年季とかはどうしたって無いものなんすから。
黄金餅と言えば道中付けだけれど、談吉くんのはむしろそこより西念が餅を食うところの壮絶さが印象的で良い。
ところどころに談志の達者さが見え隠れするのが嬉しい。
当然完璧ではないだろうけど伸びシロとか可能性とか･･･、やはり応援したくなるんよね。あくまで陰ながら･･･

若いのに自分の会を後輩の発表の場にするなんてところも談志譲りか。
談吉くんを初めて見たのは二つ目になったばかりの頃だったけど、その談吉くんの兄さんぶりが窺えるのも嬉しい。
ところが、この会、来月で最終回なんだそうな。残念---