今年の野球観戦の幕開けは有給かましての東都大学野球2部リーグ戦としました。
場所は神奈川県大和スタジアム。別名ドカベンスタジアム。というのは何故か改修の仕上げにマンガ家の水島慎二さん寄贈の里中投手と山田選手のブロンズ像が建立されているから・・・。
投げる里中に打つ山田だから明訓高校の紅白戦か?
春季東都大学野球リーグ 2部
第2週
専修大VS国士舘大 1回戦
曇り空でまだまだ観戦に良い陽気とはいきません。朝、家を出た時よりスタジアムの着いた時の方が心なしか寒いような気がします。
さて、今年の専修大学野球部は2部でどの程度の位置づけにあるのでしょうか。野手陣は下級生から活躍の選手が多く経験豊富と思います。鍵を握るのは投手陣。リーグ中に中心を担えるエースが誕生するかどうかにかかっているように思います。
開幕戦の先発メンバーはこちら。
先攻、専修大
成るほど、そこには平湯選手(長崎海星・3年)の名も秦選手(二松学舎大付)の名もありません。チーム内の競争が激しい事は良い事でしょう。
それにしても内野のシート、名手池間選手(糸満・3年)がファーストというのは贅沢ですね。とか言いながら専修は守備が乱れる事多いように思うんですが・・・
注目は新戦力の白倉外野手(文星芸大付・2年)、DHの龍野選手(佐賀商・2年)
いつのまにか九州男児が増えているな。現在好調のベイスターズも九州出身者が多いのであやかって欲しいですね。
後攻、国士舘大
国士舘の先発はサイドハンドの山下投手(弘前学院聖愛・3年)
国士舘大、ユニフォームをツートンに変えちゃったんですね。国士館のユニフォーム・カラーはもともとそんなに好きでないのですが、ツートンならパドレス仕様と思いましが紺系に白でしょうかピンストライプ。
専修大の先発は昨年リーグ戦好投のある佐藤奨真投手(関東一・2年)
1回の表、専修大が簡単に三者凡退に打ち取られると
1回の裏、国士大、先頭打者が右中間二塁打、2番犠打狙いのところを死球、3番にも四球を与え立ち上りから塁を埋めてしまいます。
4番、山田知選手(横浜・3年)に右越の二塁打を浴びて、国士大に先制の2点を献上。続く5番、池田選手(習志野・1年)にも右線ギリギリに入る二塁打が出てこの回無死のまま4点。
痛い立ち上りの失点。後続はなんとか抑えチェンジ。
専修大、新戦力期待の龍野瞳依選手(佐賀商・2年)
白倉僚選手(文星芸大付・2年)
1点ずつ反撃していきたい専修大、3回表二死から9番の山田克志選手(東海大甲府・4年)が中前打を俊足活かし二塁打とする。
1番白倉選手の打球は左翼を越えようかという当たり。これを国士大、左翼手・下村選手(桐蔭学園・3年)がフェンスに激突しながら好捕。
暫く立ち上がれない下村選手。担架のお世話には至りませんでしたが次の回から菅選手(帝京五・4年)に交代します。大事に至らなければ良いですね。昔の球場だったらと思うとゾッとします。川崎球場で見た佐野仙好選手の事(※)が一瞬よぎりました。
4回表、専大、一死から3番大庭選手(明豊・2年)の遊撃内野安打を二死から5番岡本良樹選手(専大松戸・3年)が左越えの見事な本塁打で2点を返し反撃。
追撃のツーランホームラン!
スタンドの声援に応える岡本良樹三塁手
4回裏から専大は継投、右の佐藤優人投手(前橋育英・2年)
ついに甲子園組2年生佐藤コンビの継投が実現です。期待してます。
佐藤奨真投手、初回は不味かったけれどその後左腕らしいイキの良い投球も見れたので本当はもう少し投げて欲しかった。
5回を終わって一塁側に移動してみる。
控え選手と熱心なOBによる応援。スタンド応援の数だけは国士舘大を圧倒。
佐藤優投手は3イニングを良い感じで投げて味方の反撃を待ちます。
6回の山本力也選手(熊本工・4年)、平湯蒼藍選手(長崎海星・3年)の代打攻勢も身を結ばず。続投の佐藤優投手はどこまで粘れるか正念場。
平湯蒼藍選手。この選手の打棒はシーズンの大きな鍵を握っていると思います。途中出場1安打1四球。
しかし7回裏、7番に安打されると8番の犠打が野選となり無死一二塁のピンチ。斉藤監督一応抗議に二塁に行きますが当然判定は変わらず。国士舘の方は一塁走者に代走を送っている、辻監督の采配的中。
次の1点は絶対にやりたくない専大は満塁策。しかし満塁策も外野に飛ばされてしまっては・・・
2番の代打横田選手(岩国商・3年)の右犠飛により国士舘に貴重な貴重な、専大には痛い痛い追加点が入ってしまいました。
代走俊足。鈴木崇(常葉菊川・3年)
8回から国士大は二番手、左腕山田裕投手(常葉菊川・3年)
8回表、途中出場の山本力選手が見事なセーフティーバントを決めて内野安打で出塁。こいうプレーは実に良いです。
さぁここから専修九州パワー炸裂の大逆転と行きましょう!
続く2番の平湯選手も安打で繋ぎ、3番大庭選手は粘った挙句に内野フライ。4番DHは左投手に代わったので佐賀商の龍野選手に代打が送られます。この代打も深水選手(熊本工・2年)とやはり九州。しかし残念ながらここはフルカウントから三振。1本が出ませんね。
結局、9回も3人で打ち取られ、開幕戦を落としてしまいました。
国士舘大 ○山下-山田裕=弓削田(成田・4年)
専修大 ●佐藤奨-佐藤優=大橋(天理・4年)
反撃の準備はできていたのですが国士大投手陣に交されここ一発の適時打がでない。昨年からの課題は緒戦では解消できませんでした。
この日は山田克の大胆な走塁と山本力のセーフティーバントに光りを感じました。
佐藤奨真投手は初回2番に与えた死球が痛かった。
まだ開幕したばかり、今後の健闘を祈っております。
昨秋もこのカードの第1戦を観戦して先勝されたあと連勝で勝ち点。今季も是非勝ち点を奪って優勝争いに関わっていただきたい。
佐藤コンビもまだ機会は与えられるでしょう。次はリベンジです!
午後は予定があるので拓殖大VS東京農大は見ずにさっさと引き上げ。
ヤマトスタジアムはさほど遠くない。駅から徒歩で行けるのも良いです。気に入りました。飲食は事前調達が必要。
(※)佐野仙好 川崎での負傷とルール改正
1977年4月29日、川崎球場での対大洋ホエールズ戦、阪神が7-6とリードした9回裏1死1塁、左翼手の佐野は、大洋の清水透が打った大飛球をフェンスに激突しながらも好捕したが、コンクリートが剥き出しだった当時の川崎球場のフェンスで頭部を強打したために、ボールを捕球したままうずくまり、そのまま気を失った。頭蓋骨陥没骨折だった。
これは球場観戦で目撃した最も衝撃的なシーン。
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場所は神奈川県大和スタジアム。別名ドカベンスタジアム。というのは何故か改修の仕上げにマンガ家の水島慎二さん寄贈の里中投手と山田選手のブロンズ像が建立されているから・・・。
投げる里中に打つ山田だから明訓高校の紅白戦か?
春季東都大学野球リーグ 2部
第2週
専修大VS国士舘大 1回戦
曇り空でまだまだ観戦に良い陽気とはいきません。朝、家を出た時よりスタジアムの着いた時の方が心なしか寒いような気がします。
さて、今年の専修大学野球部は2部でどの程度の位置づけにあるのでしょうか。野手陣は下級生から活躍の選手が多く経験豊富と思います。鍵を握るのは投手陣。リーグ中に中心を担えるエースが誕生するかどうかにかかっているように思います。
開幕戦の先発メンバーはこちら。
先攻、専修大
成るほど、そこには平湯選手(長崎海星・3年)の名も秦選手(二松学舎大付)の名もありません。チーム内の競争が激しい事は良い事でしょう。
それにしても内野のシート、名手池間選手(糸満・3年)がファーストというのは贅沢ですね。とか言いながら専修は守備が乱れる事多いように思うんですが・・・
注目は新戦力の白倉外野手(文星芸大付・2年)、DHの龍野選手(佐賀商・2年)
いつのまにか九州男児が増えているな。現在好調のベイスターズも九州出身者が多いのであやかって欲しいですね。
後攻、国士舘大
国士舘の先発はサイドハンドの山下投手(弘前学院聖愛・3年)
国士舘大、ユニフォームをツートンに変えちゃったんですね。国士館のユニフォーム・カラーはもともとそんなに好きでないのですが、ツートンならパドレス仕様と思いましが紺系に白でしょうかピンストライプ。
専修大の先発は昨年リーグ戦好投のある佐藤奨真投手(関東一・2年)
1回の表、専修大が簡単に三者凡退に打ち取られると
1回の裏、国士大、先頭打者が右中間二塁打、2番犠打狙いのところを死球、3番にも四球を与え立ち上りから塁を埋めてしまいます。
4番、山田知選手(横浜・3年)に右越の二塁打を浴びて、国士大に先制の2点を献上。続く5番、池田選手(習志野・1年)にも右線ギリギリに入る二塁打が出てこの回無死のまま4点。
痛い立ち上りの失点。後続はなんとか抑えチェンジ。
専修大、新戦力期待の龍野瞳依選手(佐賀商・2年)
白倉僚選手(文星芸大付・2年)
1点ずつ反撃していきたい専修大、3回表二死から9番の山田克志選手(東海大甲府・4年)が中前打を俊足活かし二塁打とする。
1番白倉選手の打球は左翼を越えようかという当たり。これを国士大、左翼手・下村選手(桐蔭学園・3年)がフェンスに激突しながら好捕。
暫く立ち上がれない下村選手。担架のお世話には至りませんでしたが次の回から菅選手(帝京五・4年)に交代します。大事に至らなければ良いですね。昔の球場だったらと思うとゾッとします。川崎球場で見た佐野仙好選手の事(※)が一瞬よぎりました。
4回表、専大、一死から3番大庭選手(明豊・2年)の遊撃内野安打を二死から5番岡本良樹選手(専大松戸・3年)が左越えの見事な本塁打で2点を返し反撃。
追撃のツーランホームラン!
スタンドの声援に応える岡本良樹三塁手
4回裏から専大は継投、右の佐藤優人投手(前橋育英・2年)
ついに甲子園組2年生佐藤コンビの継投が実現です。期待してます。
佐藤奨真投手、初回は不味かったけれどその後左腕らしいイキの良い投球も見れたので本当はもう少し投げて欲しかった。
5回を終わって一塁側に移動してみる。
控え選手と熱心なOBによる応援。スタンド応援の数だけは国士舘大を圧倒。
佐藤優投手は3イニングを良い感じで投げて味方の反撃を待ちます。
6回の山本力也選手(熊本工・4年)、平湯蒼藍選手(長崎海星・3年)の代打攻勢も身を結ばず。続投の佐藤優投手はどこまで粘れるか正念場。
平湯蒼藍選手。この選手の打棒はシーズンの大きな鍵を握っていると思います。途中出場1安打1四球。
しかし7回裏、7番に安打されると8番の犠打が野選となり無死一二塁のピンチ。斉藤監督一応抗議に二塁に行きますが当然判定は変わらず。国士舘の方は一塁走者に代走を送っている、辻監督の采配的中。
次の1点は絶対にやりたくない専大は満塁策。しかし満塁策も外野に飛ばされてしまっては・・・
2番の代打横田選手(岩国商・3年)の右犠飛により国士舘に貴重な貴重な、専大には痛い痛い追加点が入ってしまいました。
代走俊足。鈴木崇(常葉菊川・3年)
8回から国士大は二番手、左腕山田裕投手(常葉菊川・3年)
8回表、途中出場の山本力選手が見事なセーフティーバントを決めて内野安打で出塁。こいうプレーは実に良いです。
さぁここから専修九州パワー炸裂の大逆転と行きましょう!
続く2番の平湯選手も安打で繋ぎ、3番大庭選手は粘った挙句に内野フライ。4番DHは左投手に代わったので佐賀商の龍野選手に代打が送られます。この代打も深水選手(熊本工・2年)とやはり九州。しかし残念ながらここはフルカウントから三振。1本が出ませんね。
結局、9回も3人で打ち取られ、開幕戦を落としてしまいました。
国士舘大 ○山下-山田裕=弓削田(成田・4年)
専修大 ●佐藤奨-佐藤優=大橋(天理・4年)
反撃の準備はできていたのですが国士大投手陣に交されここ一発の適時打がでない。昨年からの課題は緒戦では解消できませんでした。
この日は山田克の大胆な走塁と山本力のセーフティーバントに光りを感じました。
佐藤奨真投手は初回2番に与えた死球が痛かった。
まだ開幕したばかり、今後の健闘を祈っております。
昨秋もこのカードの第1戦を観戦して先勝されたあと連勝で勝ち点。今季も是非勝ち点を奪って優勝争いに関わっていただきたい。
佐藤コンビもまだ機会は与えられるでしょう。次はリベンジです!
午後は予定があるので拓殖大VS東京農大は見ずにさっさと引き上げ。
ヤマトスタジアムはさほど遠くない。駅から徒歩で行けるのも良いです。気に入りました。飲食は事前調達が必要。
(※)佐野仙好 川崎での負傷とルール改正
1977年4月29日、川崎球場での対大洋ホエールズ戦、阪神が7-6とリードした9回裏1死1塁、左翼手の佐野は、大洋の清水透が打った大飛球をフェンスに激突しながらも好捕したが、コンクリートが剥き出しだった当時の川崎球場のフェンスで頭部を強打したために、ボールを捕球したままうずくまり、そのまま気を失った。頭蓋骨陥没骨折だった。
これは球場観戦で目撃した最も衝撃的なシーン。
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