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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「新妻 真昼の暴行」

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「大杉 漣 追悼特集上映」

「新妻 真昼の暴行」1983年 新東宝 監督:梅沢薫

2018年2月21日、心不全のため亡くなった大杉漣さんの追悼特集上映。
映画俳優としてのキャリア初期を彩ったピンク映画で活躍する姿をスクリーンで

もっと責めて!もっとイジメて! 賄賂の陰に隠された暗く巨大な陰情が今…。新妻の誘拐と暴行から事件は始まった。復讐の狼と化した兄は…。犯罪の匂いに女は身体中で燃え上がる!

上野オークラで大杉漣追悼特集が盛況という事で不安を感じながら行ってみたが、日曜の夜でいつもよりやや多めって程度。その手の方々もいつもよりやや多めにハッスルか?

「死んだ人は皆、仏様で死者を悪く言う人は居ない。」なんて言います。談志家元だっていい人になってたからね。しかし大杉漣の追悼記事での周囲の方々の賞賛ぶりは尋常でないように感じる。
どんだけ良い人だったんでしょう。味のあるバイプレイヤーで出演作も多いけれど上手い役者というイメージは無いので、おそらくあの人柄が多くの作品オファーを受ける源だったでしょうね。
今回、大杉漣特集と言いながらその実、滝田洋二郎監督作が2本(本作でも滝田洋二郎が助監督としてクレジットされている)という所と個人的には織本かおる特集という点がミソですな。




というわけで、まず1本目。
ハードボイルドチックな復讐劇で下元史郎が何故か銃の使い手だったりして、ラストでは大杉漣との一騎打ちになる。ひょっとして大杉漣の役は台詞も少なくクールに演じる事により下元史郎との差を埋める計算があったのかな。それでもなお下元史郎との演技の差がまざまざと現われているようでせつない。



本作、音楽や演出がところどころカッコ良く、ハッとする場面がしばしば。
和装人妻(風かおる)を襲う(大杉さん渾身のレイプシーン)オープニングでの劇伴。大杉漣のビンタを合図に音楽が止まる演出イイ。
夜の道を歩くシーンで靄っぽくスモークが湧いていたり、なかなか凝った絵作りもイイ。
なんと言っても織本かおる。おフェイスはともかく腰から尻にかけてのエロさが優れ物で天井から覗くように撮る騎乗位が見事。



上野オークラ劇場

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