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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「危いことなら銭になる」

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「ミステリー劇場へ、ようこそ」

「危(やば)いことなら銭になる」1962年 日活 監督:中平康

贋札作りの名人をめぐって、ひと儲けを企むギャング団と3人の悪党どもが何でもありの争奪戦を繰り広げる---!都筑道夫原作『紙の罠』を池田一朗と山崎忠昭が共同で脚色、鬼才・中平康が監督した傑作犯罪コメディ。

中平康こそヤバイってぐらい軽快で洒脱なアクションコメディ。各人の台詞押収、振舞いが見事にお洒落、キャラの立てかたはルバン三世1st.でも本を書いてる山崎忠昭がらしくて良い。高速テンポな台詞の応酬は中平康ならではか。
今年観た旧作邦画でピカ一。



ガラスのジョー(宍戸錠)
計算尺の哲(長門裕之)
ダンプの健(草薙幸二朗)

ガラスの擦れる音が苦手ってのは飯の炊ける匂いが好きってのよりは説得力ある。



計算尺欲しいな。使いこなしたいな。仕込みの義足。
キャバレー突入のダンプ!

贋札作りの坂本名人(左卜全)の要求する職場環境。踊子ローアングル必須事項。

ガンマニアネタやジョーの乗るメッサーシュミットなどツールも優れもの。
車に疎いので調べましたよメッサーシュミットKR200
武智豊子のガンアクションはご愛嬌。




都電行き交う水天宮の交差点とか当時の風景をちゃんと劇中で場所を言ってくれるのも今となっては親切。



浅丘ルリ子のキュートなコメディエンヌぶりはもとより、ヒステリックにわめきたてると乳が揺れるという新鮮な発見に即座に突っ込む宍戸錠、解ってやってる演出なんだ。
今までさほど評価してなかった浅丘ルリ子、赤丸急上昇。





ラピュタ阿佐ヶ谷

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