SIDE A
1. Art's Opus
2. I Surrender, Dear
3. Diane
SIDE B
4. Pepper pot
5. Besame Mucho
6. Blues At Twilight
7. Val's Pal
Art Papper (as.)
Russ Freeman (p.)
Ben Tucker (b.)
Gary Frommer (ds.)
1,3,4,6,7のアート・ペッパーオリジナル曲も素晴らしいのだが、このアルバムはオリジナル曲に挟まった2と5で決まりだ。
スタンダードはお馴染みの曲を奏者がいかに解釈してアレンジ、アドリブに展開するかが魅力だけれど、このBesame Muchoのセンスは本当に素敵。
有名なフレーズが徐々に崩れてきてアドリブに入って行く。う〜ん!たまりませんなぁ。
「べっさめ〜 てけてけ、むーくるちょぅ」 てなもんです。
原曲はとても濃厚な愛の曲というイメージですがアート・ペッパーにかかると、何だか可愛らしいおねだり・・・
アート・ペッパーに対してリクエストが最も多かった曲というのも頷けます。
後年も同曲を録音しているようですが、聴き比べると、この1956年タンパ盤がいかに優れているか解ろうという物。
いつも Besame Mucho ばかりに気を取られていますが
I Surrender, Dear
これまた素晴らしいアレンジ、アドリブじゃないですか。
他の I Surrender, Dear を探してみたので・・・
Bing Crosby
The Four King Sisters
Madonna
Kenny Burrell
Django Reinhardt
Benny Carter and His Orchestra