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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「はなればなれに」

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「愛の力学 ”彼と彼女と彼”あるいは”彼女と彼と彼女”」

「はなればなれに」1964年 仏 監督:ジャン=リュック・ゴダール

ある日偶然出会った小悪党の男 ふたりと、無垢な女。パリ郊外にある女の叔母の家から大金を 盗む計画を立てる 3 人だが、予期せぬハプニングから計画は殺 人事件へと発展する。強欲なアルチュールに惹かれるちょっと 奥手なオディールと、彼女をひたむきに愛する優しいフラン ツ。アマチュア強盗団3人のバランスは、逃亡生活のなかで徐々 に崩壊していく……。

8月鑑賞分
封印していたゴダール解禁後2本目。
観客にやさしいゴダール。



犯罪ノアールというより青春映画。

YOU TUBEとかで見てたダンスシーン。
あんな風にマジソンダンスをアンナと一緒に踊ってみたい。
ダンスは兎も角、アルチュールのクロード・ブラッスールはアクションがいいのよ。







アンナ・カリーナ自転車女子の手信号。


ルーブル美術館全力疾走。

名シーンが多くておしゃれな映画。それで充分。

「ミシェル・ルグラン最後の映画」のクレジットはゴダールとの決別の意味。シェルブールのヒットは前年で、口笛でフレーズが出てくる。

アルチュールが「町でこんな人を見た」ってやるやつ。あれがギャグとして成立する時代の寛容さが羨ましい。今じゃそんな感想述べるだけで叩かれるのか。



上映後トークショー、登壇は菊池成孔と中原昌也。
どうでも良いけど菊池成孔がノブコ・ニシダのハンドメイド・レザーバッグを持ったまま登壇して何か出てくるわけでもなく去っていったのが、林家ペーの芸風と被って嬉しくなった。
菊池成孔もう2000回は見てるらしい。確かに複数回鑑賞に適してる作品と思うが、多すぎ。
中原昌也のゴダールに対する毒とやる気無さ。今回新作上映のF・ガレルの方が好きらしい。てんで観てみることに・・・





シネマヴェーラ渋谷

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