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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「痴漢・穴場びしょ濡れ」

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「ピンク映画50周年特集第1弾」

「痴漢・穴場びしょ濡れ」1996年 大蔵映画 監督:小川和久(小川欽也)


営業前の映画館。その静かな場内に女の喘ぎ声がこだまする。劇場館主の妻・依子と映写技師の俊彦が舞台上で絡み合っていた。それを目撃した夫・琢哉はショックのあまり倒れてしまった。依子は、俊彦との新しい生活の予感を感じながら営業を続けていた。一方、俊彦のアパートには知り合いのストリッパー・玲菜が転がり込んできた。その純真さに心打たれる俊彦だったが、依子との板ばさみに苦しむ生活が…。

1999年に閉館となった亀有名画座でのロケ。
上野オークラの時もそうだけど消え行く劇場を使って1本撮っておくというのはピンク映画ならではの劇場との繋がりを感じさせて・・・
否、これは閉館が決まる前に撮られたものか。
いずれにしても貴重。個人的には行ったことない劇場だけど。

劇中、上映されている大蔵映画。
出演スーパーに林由美香、伊藤清美。さすが女王!

未亡人館主(小川真実)と煮え切らない映写技師の恋に軽薄そうなストリッパー(早川優美)が一役買って・・・

オープニング、劇場舞台で励む館主夫人と映写技師の姿を目撃して心筋梗塞を起こす夫(小川監督が死を好演)が倒れざまに映写スイッチを押してスクリーンが開き映画が始まる。
映写技師との恋が成就してラストで同じ場面が繰り返されるのはありがちなれど、このストンと切るようなエンディングはスッキリしていて気持ち良かった。

小川真実、このころ良く出ていましたね。扁平な顔に魅力を感じず興味なかったんですが、時を隔てると(こっちも年とって)熟成されるんでしょうか、味があってなかなか良い未亡人ぶり。

例によってタイトルと作品が一致しにくい。
映画館隣のそば屋の嫁(杉原みさお)が劇場内で痴漢プレイを楽しんではいるけど、痴漢がテーマとは思えず・・・



上野オークラ劇場

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