「伝説の美女、魅惑の独演 昭和の銀幕に輝くヒロイン〔第89弾〕緑摩子」
「日本妖怪伝サトリ」1973年 青林社
人の思うことを次々に言い当て、思うことがなくなると、とって喰う。その妖怪「サトリ」が孤独な水族館受付嬢の前に現れる---。民間伝承に材をとり現代を描写した東陽一監督の意欲作。緑魔子がしなやかな感性で特異なヒロインを好演している。
東陽一監督が「やさしいにっぽん人」でまだ充分緑魔子の魅力を撮りきれてないと言って企画されただけの事はあり、ますます緑魔子PV要素が強まっている。
60年代の妖艷な中に快活娘感のある魔子様も70年代になると妖艷さが際立ち、容貌までもアングラ風に妖しくなる。これは2000年代2010年代の魔子様魅力にはっきりと通じている。
最早、対抗しうるのは水族館のエイぐらいだ。
数々の謎要素が回収される事なくやりっ放しでモヤっとするが風刺要素も汲み取れる。
低身長の山谷初男がなかなか良い味だし、吉行和子はキ⚪⚪イが似合う女優だ。
過激な精神科医・佐藤慶も良い。男の脳内を読み取る時、「いいケツしてんな」って言葉入れておくとだいたい当たるでしょーよ。
河原崎次郎はこれと「賛歌」の佐助があるので兄よりカッコ良い。
「やさしいにっぽん人」同様にヒロインとして輝く緑魔子と、駆け出し感の石橋蓮司の当時の関係性が興味深い。半分嫉妬。
ラピュタ阿佐ヶ谷
「日本妖怪伝サトリ」1973年 青林社
人の思うことを次々に言い当て、思うことがなくなると、とって喰う。その妖怪「サトリ」が孤独な水族館受付嬢の前に現れる---。民間伝承に材をとり現代を描写した東陽一監督の意欲作。緑魔子がしなやかな感性で特異なヒロインを好演している。
東陽一監督が「やさしいにっぽん人」でまだ充分緑魔子の魅力を撮りきれてないと言って企画されただけの事はあり、ますます緑魔子PV要素が強まっている。
60年代の妖艷な中に快活娘感のある魔子様も70年代になると妖艷さが際立ち、容貌までもアングラ風に妖しくなる。これは2000年代2010年代の魔子様魅力にはっきりと通じている。
最早、対抗しうるのは水族館のエイぐらいだ。
数々の謎要素が回収される事なくやりっ放しでモヤっとするが風刺要素も汲み取れる。
低身長の山谷初男がなかなか良い味だし、吉行和子はキ⚪⚪イが似合う女優だ。
過激な精神科医・佐藤慶も良い。男の脳内を読み取る時、「いいケツしてんな」って言葉入れておくとだいたい当たるでしょーよ。
河原崎次郎はこれと「賛歌」の佐助があるので兄よりカッコ良い。
「やさしいにっぽん人」同様にヒロインとして輝く緑魔子と、駆け出し感の石橋蓮司の当時の関係性が興味深い。半分嫉妬。
ラピュタ阿佐ヶ谷