「バンジュン生誕110年記念 伴淳三郎と三木のり平 昭和に愛されたふたりの喜劇人」
「喜劇 冠婚葬祭入門」1970年 松竹 監督:前田陽一
冠婚葬祭の場で並外れた才覚を発揮する、定年間近の会社員は、娘の縁談では苦労ばかり・・・。ベストセラーの同名マナー本を原作にしたハウツー喜劇で、意外に少ない、のり平による主演映画の一本。
10月鑑賞分
この日午前中、DVDの「ウルトラQ」、「ウルトラセブン」で穂積隆信を偲んできたが何のことはない、本作でバリバリ出てた。三木のり平の上役、庶務課長で小物の嫌らしさ、流石。
若き志ん朝が出てるから見てみようと思ったが、ここまで落語活かしてるとは知らなんだ。めっけ物。雑巾がけしながらマクラの稽古。偽装見合いの席で就活落語。後半は高座でたっぷり新作風に狂言回し。欲言えば馬の助のも聴きたかったが。
音楽も楽しい。オープニング曲はとんでもだし、エンディングはちあきなおみで「X+Y=LOVE」って何それ?
白眉は高松しげおのお巡りさんシーンでの「フラメンコ風かっぽれ」!セニョール、グラッチェ(ケーシー高峰)だぜ。
神保町シアター