「バンジュン生誕110年記念 伴淳三郎と三木のり平」
「天使が俺を追い駆ける」1961年 日活 監督:井田深
人生に絶望し自殺願望を抱く六平は殺し屋に自分殺しを依頼するも、その途端、ツキが回りはじめ・・・。当時まだ15歳だったが小百合が、のり平にファーストキスを奪われたという、ファン必見の問題作。
アキ・カウリスマキの「コンタクト・キラー」より遥か30年ほど前、流石三木のり平のコメディ。
殺し屋に自分の殺しを依頼するの同様だがこちらはドタバタとバカバカしくって良い。
後半はロイド。オマージュというよりパクり。
高所恐怖症の身にはこの程度でも充分ヒヤヒヤできるよ。
若い頃も現在も吉永小百合に興味を持てないので出演作を見る機会がすごく少ない。だからこういう脇役は貴重。
清純な吉永小百合がのり平とふしだらな行為に及ぶ。エレベーター内で映らないところが清純派の限界たが、そこは逆手に取ってうんとふしだらな事を妄想しましょう。
ピンチシーンもあるけど清純派だから手ぬるい。
この役はやりようによってエロくなるのにミスキャスト。でも超可愛いよ。それは認める。
神保町シアター