今年は女優しじみの出演映画を多く見る事ができ、舞台挨拶にも数度通い名前通りシンプルなサインもいくつかもらえ、TVドキュメンタリー番組も録る事ができた。ファンとしてはまずまず満足であった。映画の他に演劇舞台の方でも活発に活動する女優しじみ。来年は観劇する事を一つの目標にする事も良かんべえと思っていた。
映画「スモーキング・エイリアンズ」の舞台挨拶に同じ新宿で公演中の舞台から駆け付けたという女優しじみを拝見するにあたり、衝動。これは来年まで待つことも無いと、「トリコロールケーキ」の日曜夜公演を予約した。
演劇なんていったい何年ぶりだろう。
映画と違ってこのような極小演劇はアーカイブ性が低く、忘れ去られていくのは勿体ないのでネタバレ全開でつらつらとメモっとく。
会場は極めて小さなスペースで客席は10名ほど2列の20名強と小じんまり。これだけ小ささは過去観劇最小だ。上を行くのは演劇ではない。今年見た目白の談吉の落語会。自称秘密倶楽部。
舞台美術も一切なし、空間をそのまま使う。役者の衣装は皆ジャージ着用。演劇というかコントに近いかも。ただしネタはキング・オブ・コントなんかだったら無視されそうなもの。そこは演劇ですからという言い訳けがしたくなるようなナンセンスでシュールなもの。コントなら寒くて、演劇なら許されるって、それは良い事なのか悪い事なのかどっちだろ。そもそもHPなどにあるあらすじ(イメージあらすじ、としてある)看板犬の配備とか猫とか関係ないじゃないの。辛うじて犬の話ではあるが。当初の脚本を練習で練るうちに進化させてった結果なんだろうかと呟くと女優しじみさんから「悪ふざけしすぎですよね~」とリプ頂いたからまぁ、そんなところなんだろう。出演女優も呆れるナンセンスさ!
舞台は前半3話オムニバス的に展開し、中ナレを入れて後半、それぞれの話がどう展開し、どう終結されていくのかなと思ってると、集約されそうで中途半端に放っぽる奔放さ。
そして、どうやって落ちを付けるのか、付ける気すらないのか、と思いはじめて迎えるラスト、大団円。役者たちが力を振り絞り上手から下手へ重量物(役者さん)を大汗で押し運ぶ。BGMが盛上げ。物置収納、役者さんたちの達成感溢れるエンディングは清々しく軽く感動的。やられたな。
冒頭全身脱臼というギャグ語が飛び出し(2回も使ってた)これはあまりに寒く心配になるレベル。しかし、その後に連発される言語感覚センスは個人的にかなりツボに来て楽しめた。
犬ども、犬たち(両手を広げ)、
おんなじ、シンキングタイム・ゼスチュアの可愛さ。
八匹の犬を囲んでやる練習動作。大好きな「ゴールデンラッキー」の舞台化できないかと思った。そーゆーナンセンスさ。
名前のないシチュエーションはシュールものの古典的要素。これは野菜ソムリエ芸能人縛り(帰ってググッたよ)
時系列的には泣かせていない。シュール・ナンセンスには時系列は大事ですよね、時系列は。
犬橇レース、部活、シベリアの犬はちょっとだけ宙に浮く。サンタクロース?いやちょっとだけだから窓から見上げても見えない。下、下。
あざらしの視神経長い。いくら人が良くたって美人局の被害に8度も遭うのは嫌だな、いや、一度たりとも。
写メかと思えばおもむろにポーラロイド。振る振る。
ハモネプ、聞き覚えあるが見たことはない番組。ハモネプ部、部活楽しそう。
音階合わせが「ヌー」か「フー」か。無用の長物。
センターの今田さんに合わせて音を出そうとするしじみさんと香西佳耶さん。ここは台詞無しなのがいい。
薄目で見ても睫がかかり「ヌ」。お母さんのヌーブラ。そしてヌーブラと同じ色の壁。
タピオカ。地球最後のタピオカ。
店員しじみがタピオカぶちまける。平面タピオカ、ど根性タピオカ。作ってる人たちは再放送世代だろ。こちとらリアルタイムだぜ。別に思い入れ無いけど。
タピオカクリケット。
耳鼻科の事務員は銅像さん。(これ落ちにつながるやつ)
犬探しで大儲け。金額が半端ない。子供の考えるギャグみたいでいいな。
合コン。組になって思い思いにしゃべるカオス。ガヤガヤ、目当ての役者さんが何を言ってるか集中してしまうけど、集中せず全員のアンサンブル?を楽しんだほうが良かったかも。女優しじみからは千葉雄大の名。アドリブだろう。千葉雄大タイプなんかな。
脚本・演出の今田健太郎、マンガ頭身の体躯はともかく、髪型顔が職場の同僚にチョイ似でウケる。
小柄細身の香西佳耶さんのパワフルなこれぞ演劇発声も何気にツボった。
しじみさん、来年も精力的な活動期待できる。これに懲りずにまた彼等と共演して欲しいし、呼んであげて欲しい。
トリコロールケーキ
「金の犬」
企画・監修 鳥原弓里江
脚本・演出 今田健太郎
出演
石田哲也(劇衆オの組)
亀田明希望
しじみ
田川太一
橘享
モリサキミキ
塩原俊之(アガリスクエンターテイメント)
今田健太郎
香西佳耶
新宿眼科画廊 スペース0
映画「スモーキング・エイリアンズ」の舞台挨拶に同じ新宿で公演中の舞台から駆け付けたという女優しじみを拝見するにあたり、衝動。これは来年まで待つことも無いと、「トリコロールケーキ」の日曜夜公演を予約した。
演劇なんていったい何年ぶりだろう。
映画と違ってこのような極小演劇はアーカイブ性が低く、忘れ去られていくのは勿体ないのでネタバレ全開でつらつらとメモっとく。
会場は極めて小さなスペースで客席は10名ほど2列の20名強と小じんまり。これだけ小ささは過去観劇最小だ。上を行くのは演劇ではない。今年見た目白の談吉の落語会。自称秘密倶楽部。
舞台美術も一切なし、空間をそのまま使う。役者の衣装は皆ジャージ着用。演劇というかコントに近いかも。ただしネタはキング・オブ・コントなんかだったら無視されそうなもの。そこは演劇ですからという言い訳けがしたくなるようなナンセンスでシュールなもの。コントなら寒くて、演劇なら許されるって、それは良い事なのか悪い事なのかどっちだろ。そもそもHPなどにあるあらすじ(イメージあらすじ、としてある)看板犬の配備とか猫とか関係ないじゃないの。辛うじて犬の話ではあるが。当初の脚本を練習で練るうちに進化させてった結果なんだろうかと呟くと女優しじみさんから「悪ふざけしすぎですよね~」とリプ頂いたからまぁ、そんなところなんだろう。出演女優も呆れるナンセンスさ!
舞台は前半3話オムニバス的に展開し、中ナレを入れて後半、それぞれの話がどう展開し、どう終結されていくのかなと思ってると、集約されそうで中途半端に放っぽる奔放さ。
そして、どうやって落ちを付けるのか、付ける気すらないのか、と思いはじめて迎えるラスト、大団円。役者たちが力を振り絞り上手から下手へ重量物(役者さん)を大汗で押し運ぶ。BGMが盛上げ。物置収納、役者さんたちの達成感溢れるエンディングは清々しく軽く感動的。やられたな。
冒頭全身脱臼というギャグ語が飛び出し(2回も使ってた)これはあまりに寒く心配になるレベル。しかし、その後に連発される言語感覚センスは個人的にかなりツボに来て楽しめた。
犬ども、犬たち(両手を広げ)、
おんなじ、シンキングタイム・ゼスチュアの可愛さ。
八匹の犬を囲んでやる練習動作。大好きな「ゴールデンラッキー」の舞台化できないかと思った。そーゆーナンセンスさ。
名前のないシチュエーションはシュールものの古典的要素。これは野菜ソムリエ芸能人縛り(帰ってググッたよ)
時系列的には泣かせていない。シュール・ナンセンスには時系列は大事ですよね、時系列は。
犬橇レース、部活、シベリアの犬はちょっとだけ宙に浮く。サンタクロース?いやちょっとだけだから窓から見上げても見えない。下、下。
あざらしの視神経長い。いくら人が良くたって美人局の被害に8度も遭うのは嫌だな、いや、一度たりとも。
写メかと思えばおもむろにポーラロイド。振る振る。
ハモネプ、聞き覚えあるが見たことはない番組。ハモネプ部、部活楽しそう。
音階合わせが「ヌー」か「フー」か。無用の長物。
センターの今田さんに合わせて音を出そうとするしじみさんと香西佳耶さん。ここは台詞無しなのがいい。
薄目で見ても睫がかかり「ヌ」。お母さんのヌーブラ。そしてヌーブラと同じ色の壁。
タピオカ。地球最後のタピオカ。
店員しじみがタピオカぶちまける。平面タピオカ、ど根性タピオカ。作ってる人たちは再放送世代だろ。こちとらリアルタイムだぜ。別に思い入れ無いけど。
タピオカクリケット。
耳鼻科の事務員は銅像さん。(これ落ちにつながるやつ)
犬探しで大儲け。金額が半端ない。子供の考えるギャグみたいでいいな。
合コン。組になって思い思いにしゃべるカオス。ガヤガヤ、目当ての役者さんが何を言ってるか集中してしまうけど、集中せず全員のアンサンブル?を楽しんだほうが良かったかも。女優しじみからは千葉雄大の名。アドリブだろう。千葉雄大タイプなんかな。
脚本・演出の今田健太郎、マンガ頭身の体躯はともかく、髪型顔が職場の同僚にチョイ似でウケる。
小柄細身の香西佳耶さんのパワフルなこれぞ演劇発声も何気にツボった。
しじみさん、来年も精力的な活動期待できる。これに懲りずにまた彼等と共演して欲しいし、呼んであげて欲しい。
トリコロールケーキ
「金の犬」
企画・監修 鳥原弓里江
脚本・演出 今田健太郎
出演
石田哲也(劇衆オの組)
亀田明希望
しじみ
田川太一
橘享
モリサキミキ
塩原俊之(アガリスクエンターテイメント)
今田健太郎
香西佳耶
新宿眼科画廊 スペース0