「来る」2018年 東宝 監督:中島哲也
恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。
2018年12月鑑賞分
以下、鑑賞直後の感想
来た!
これは個人的理由から今年一番、否、ここ数年でもっとも刺さる映画として引きづるだろう。
但し、ホラーやエンタメの側面ではない。勿論その側面でも充分楽しめるが
登場する夫婦(妻夫木聡、黒木華)の闇。二人の見ている景色は同じはずなのに見えかたが全く違う。
妻夫木演じる秀樹のパーソナルはFCだけがやたら高くCP.NP.A.ACは低ポイントのガキだろう(エゴグラム診断)。こういう男は自分だけが幸せで周囲は大変、不幸なのだ。
三部構成の展開。妻の心情が明らかになる第二部のリアリティ、黒木華の言葉に鳥肌もんだった。
ホラーやエンタメ側面の感想は「面白かったよ」だけに留めておきます。
中島哲也監督は一応抑えておきたいお方です。
中島監督の取り上げる原作って、何故か読んでみたくなるのね。
基本読んでから観る派ゆえに見ちゃったから読まんけど。
きっと、この原作をこう描いたかって感心するんだよね。それは「嫌われ松子」体験からくる先入観でしかないけれど。
原作はこちら
ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)著者 : 澤村伊智KADOKAWA発売日 : 2018-02-24ブクログでレビューを見る»
新宿ピカデリー
恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。
2018年12月鑑賞分
以下、鑑賞直後の感想
来た!
これは個人的理由から今年一番、否、ここ数年でもっとも刺さる映画として引きづるだろう。
但し、ホラーやエンタメの側面ではない。勿論その側面でも充分楽しめるが
登場する夫婦(妻夫木聡、黒木華)の闇。二人の見ている景色は同じはずなのに見えかたが全く違う。
妻夫木演じる秀樹のパーソナルはFCだけがやたら高くCP.NP.A.ACは低ポイントのガキだろう(エゴグラム診断)。こういう男は自分だけが幸せで周囲は大変、不幸なのだ。
三部構成の展開。妻の心情が明らかになる第二部のリアリティ、黒木華の言葉に鳥肌もんだった。
ホラーやエンタメ側面の感想は「面白かったよ」だけに留めておきます。
中島哲也監督は一応抑えておきたいお方です。
中島監督の取り上げる原作って、何故か読んでみたくなるのね。
基本読んでから観る派ゆえに見ちゃったから読まんけど。
きっと、この原作をこう描いたかって感心するんだよね。それは「嫌われ松子」体験からくる先入観でしかないけれど。
原作はこちら
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