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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」

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「さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」1992年 東宝 監督:須田裕美子 芝山努 脚本:さくらももこ

音楽の授業で習った歌『めんこい仔馬』を気に入るまる子。そんな中、まる子は絵描きのお姉さんと知り合いになる。やがて図画の授業で「わたしの好きな歌」がテーマとなった際、もちろんまる子は『めんこい仔馬』を題材に選ぶ。放課後に絵を完成させようと努力するまる子は、絵描きのお姉さんをたずねてみることに。お姉さんの家で『めんこい仔馬』の歌の続きを知ってしまうまる子だが。



さくらももこによる「イエローサブマリン」作。音楽パートでイラストがサイケデリックなキュートさが増し、カッコいいのなんの。
軍馬徴用されていくめんこい仔馬としょう子お姉さんとのEPがシンクロする解りやすいドラマパートにしみじみできます。
後半、ドラマが勝ってしまうけれど、それも良いのでは?
1990年代の日曜夕方は毎週楽しみにしてたもんです。いつしか見なくなってしまったけれど、やっぱり面白いって事、いっぱい思い出す。
小ネタのセンスは揺るぎがない。
いつまでも正月気分で酔っ払ってるヒロシと友造。
クラスの男子たちの珍行動。
静鉄の踏切での制服カップルのオープニング。さくらももこの男子への目線が終始いいんだいよね。
まるちゃんは本当にいい子に描かれていてほっこりさせられるけど、小三にして仮病を使い授業をサボる強者ぶりも。好きなもの、大事なものへの一途さ。
まるちゃんがしょうこお姉さんのことばかり言ってると嫉妬するお姉ちゃん。

あえてパースを正確に描かない構図の面白さ。アニメの魅力。
舞台は清水より静岡というのもミソで静鉄や静岡地下が描かれる。さくらももこが子供の時分の静岡は知らないけれど、まだ残ってるあの雰囲気。
リアルに再現ではなくアニメとしての再現の塩梅。また静岡に行きたくなります。一度はちびまる子ちゃんランドにも。



本作ではやはり音楽パート。
大瀧詠一、細野晴臣、はっぴーえんど組が良いのは当然。
功績ははまじのお爺さんでしょうね。買い物ブギ、カッコいい!
花輪くんの世界。インドネシア・レゲエ。花和くんを囲むインドネシア娘の2人が超絶かわいい!でれでれ。
たま。まだ自分としては知らざれる側面を有していそうです。

主な登場楽曲
「1969年のドラッグ・レース」大瀧詠一
「ダンドゥット・レゲエ」Campur DKI
「はらいそ」細野晴臣
「買い物ブギ」笠置シヅ子
「星を食べる」たま

「めんこい仔馬」童謡
ヒロシが「その歌の替え歌知ってるぞ」って歌いだすとこ。まさかと思ってドキドキしたが、薬屋さんの歌で一安心。そりゃそうだわ、青少年推薦のちびまる子ちゃんなのだもの。
友造が替え歌の方しか知らないって激しく落ち込むギャグシーン。他人事じゃない。このメロ聴くとどうしても浮かんできちゃう「Last night sleeping with my papa・・・」





神保町シアター

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