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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「赤い暴行」

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「曽根中生 異端がいく」

「赤い暴行」
1980年 日活 監督:曽根中生

売れないバンドDEVILS(デビル)の四人組は退屈な毎日に焦りを覚え、そのはけ口にグルーピーたちと遊び、鬱屈を発散させるーーー。ダメ男たちのけだるい日常をシビアにみすえたロックンロールロマンポルノ。

4月鑑賞分



「デビル、さいこぉ!」
「内田裕也なんか大嫌いっ!」
青春映画として傑作。実在の売れないロックバンド デビルのメンバー4人 。芝居は下手だがサウンドはメチャカッコいい。イケてると思うがなぁ。これだけの映画作ってもらって尚、売れなかったんじゃしょうがないか。
曽根中生は前衛的なカメラで一人一人の心情を浮彫りにしていく。マネージャーを殴る切換えのカッコ良さ。ハントの朝帰り。
圧巻なのが事件が起きてからのスタジオセッション。その巧みさには舌を巻く。夜明けのラストシーン。
加えて本作では音の使い方も極めて前衛的。背景として強調される車の騒音、がなる選挙カー 。



紗貴めぐみの女子高生。山科ゆりの眼鏡女子。他に岡本ひろみ、芽樹あやこ。



ラピュタ阿佐ヶ谷

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