「COLD WAR　あの歌、２つの心」

「COLD WAR　あの歌、２つの心」2018年　波・英・仏　監督：パベウ・パブリコフスキ
Zimna wojna

ポーランドの音楽舞踏学校で出会ったピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラは愛し合うようになるが、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、パリへと亡命する。夢をかなえて歌手になったズーラは、公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会。パリで一緒に暮らすが、やがてポーランドに戻ることに。ヴィクトルは彼女の後を追ってポーランドに戻るのだが……。
冷戦下の1950年代、東側と西側の間で揺れ動き、時代に翻弄される恋人たちの姿を、美しいモノクロ映像と名歌で描き出したラブストーリー。




雄弁なモノクロ映像と多用な音楽で綴られる情熱的な15年愛。
冒頭の民族音楽採集からワクワクが止まらない。
場面の切り替わり。次の音がドンと入り、美しい構図が連なる。



ミラーを背にした二人に話しかけるの、ちょいトリッキーで面白かったり.....
主題メロディを通してズーラが音楽の時代変遷を体現。
ヨアンナ・クリーグの声の魅力、レア・セドウぽいルック。



ついに民謡からロケンロー圧巻。




ピアノのおっさんのタジタジ感w



遠くで鳴ってる曲がまた良い。マイルスにエラ、ビリー・ホリデー、ブラウニーから24000のキッスまで。





一つのテーマがいろんな音楽ジャンルにアレンジされていくのって好きなんよね。
古くは「タモリ３」ね。



そしてエンディングのバッハで余韻を愉しむ。




ズーラ：ヨアンナ・クリーグ
ヴィクトル：トマシュ・コット

パベウ・パブリコフスキ監督の両親の実話が元。



ヒューマントラストシネマ有楽町