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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「フレンジー」

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「フレンジー」1972年 英・米 監督:アルフレッド・ヒッチコック
Frenzy

ネクタイによる連続殺人事件が発生し、犠牲者の1人である女性のもとを偶然訪れた前夫は、犯人として警察に追われることに…。巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が贈る傑作サスペンス。



昨年観た池島ゆたかのピンク作品が本作をモチーフにしているとの事で観てみた。
ヒッチコックの中でもアダルト度が高く満足できる。
連続殺人魔が主人公リチャード・ブレイニー(ジョン・フィンチ)の別れた妻ブレンダ(バーバラ・リー・ハント)に暴行に及ぶ際”Lovely”連発の異常さが不気味。
ブレンダ暴行シーンにあって、逃げようとする彼女の脚をつかんで転倒させるシーンの見えそうで見えないチラリズムがとても好ましく、ネクタイ絞殺描写も素敵。



殺人現場発見のシーンで淡々と通りを映してタイミング見計らう悲鳴とか秀逸な演出流石。
主人公の新しい彼女バブス・ミリガン(アンナ・マッセイ)殺害はアパートエントランスから通りへの引きで今度は現場を見せない演出。



女優陣は飛びぬけて美女というわけではないが、眼鏡の秘書も含めなかなかいい味出してる。
バブス・ミリガンのオレンジ色ツーピースが可愛い。

池島作品でも見せ場だったワゴン車はポテトトラック。



女の勘鋭い警部夫人(ヴィヴィアン・マーチャント)の料理は本当に食えない物だろうか。腕に寄りをかけ高栄養素のゲテモノ料理。全く口に出来ない警部(アレック・マッコーエン)は料理や人に偏見を持っているので事件を見誤るんですな。

内容の割にフワッとした肩透かし的エンディングも悪くない。

さて、記憶薄れた池島作品をもう一度見てみましょう。「熟女・人妻狩り」

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