「怪獣映画の夜明け」

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020　POWERED BY Hulu

「怪獣映画の夜明け」2019年　西　監督：ジョナサン・ベレス
The Dawn of Kaiju Eiga

日本で最初の怪獣映画は1954年のゴジラ。原爆の脅威が「巨大怪獣映画」の制作に直接影響を与えた。ゴジラと原爆との関係の起源は何だろうか。それは60年以上の歴史の中でどのように進化してきたのか。世界中の20人以上の映画製作者、俳優、映画専門家とのインタビューを通じて紐解いていく。

宝田明
昭和45年は被爆じゃない、万博ｗ
冒頭でズッコケたけど、想定観客が日本人でなく字幕が付くのなら問題ないだろうし、なんたって良作でした。
小林夕岐子も出てたしね。

原爆をメタファーとしたゴジラはやがて原子力発電の脅威となるがミレニアムシリーズでは戦死者の怨念と変わっていく。そして3.11が起こり「シン・ゴジラ」でFUKUSHIMA
今後のゴジラは隣国の核脅威になるのだろうか。反戦の姿勢は源流にあるもののミレニアムの改変はややモヤっとする。



伊福部昭のEPシビれる。
伊福部さんはミキサーに音楽音量上げろ上げろと指示する。効果音を入れたいミキサーに「ゴジラの鳴き声も衝突音も全部入れてあるから大丈夫だ」

久保明の演出の話は怪獣映画暗黒時代を示唆していて残念だが、当時としては仕方のないところだし、今となってはお子ちゃま向けの怪獣映画も別の意味で楽しめるわけですからね。

インタビューのメンバーが錚々たる者で怪獣映画ファンには堪らぬものがあるだろう。
宝田明、中島春雄、薩摩剣八郎、金子修介、久保明、小泉博、大森一樹、川北紘一、手塚昌明、石井良和、浅田英一、中野昭慶、井上誠、高橋敏夫、原口智生、樋口真嗣



2020年9月
Hulu