「花火思想」2014年 すかいふぃっしゅ 監督:大木萠
コンビニでアルバイトをしながら、うだつのあがらない毎日を送っている優介は、夢に出てきた馬の面を被った男のことが頭から離れずにいた。そんなある日、昔組んでいたバンドのベーシストだった幸雄と出会うが、それは忘れようとしていた過去との再会でもあった。恋人が拾ってきた不気味な人形、ホームレスの船田、馬の顔、聴こえない音楽……。次第に優介は夢と現実の境界が不明確になり、やがて夢の男に導かれるように此処ではない何処かへと誘われていく……。
コロナが猛威をふるい始めた頃、桜井拓哉追悼特集があり、その企画の中心に居たのが大木監督。あの時、作品は2本くらいしか観れなかったけど登壇される関係者の思いが乗った素敵な追悼だったしSNSでコロナ禍の中、苦しいながらも熱い監督の来場呼掛けが気に入ったので大木監督作品、いつか観たいと思っていたのが早くも叶った。
2010年代になってこういう映画を撮る若者が居る、懐かしい岡林のサウンド(効きすぎ)のせいだけじゃないだろう。
恥ずかしいと言いながら本当は好き?
自信や才能や夢が有るとか無いとか、そんな事で片付けられない物。
ホームレスにはやりたい事があるやつがなる。
脚本の阿佐ヶ谷氏のホームレス体験に基づく台詞が刺さった。
若い頃ルンペンに憧れて研究した事あるけど体験すらせず、何故か普通にそこそこの社会生活送ってきた、その答えのよう。
だからヴォーカルの何も解っちゃいなそうなプロにならなきゃ負け犬だみたいな青い台詞もすんなり入る。
タイトル由来は花菱草から
阿佐ヶ谷ネオ書房シアター
2020年10月
コンビニでアルバイトをしながら、うだつのあがらない毎日を送っている優介は、夢に出てきた馬の面を被った男のことが頭から離れずにいた。そんなある日、昔組んでいたバンドのベーシストだった幸雄と出会うが、それは忘れようとしていた過去との再会でもあった。恋人が拾ってきた不気味な人形、ホームレスの船田、馬の顔、聴こえない音楽……。次第に優介は夢と現実の境界が不明確になり、やがて夢の男に導かれるように此処ではない何処かへと誘われていく……。
コロナが猛威をふるい始めた頃、桜井拓哉追悼特集があり、その企画の中心に居たのが大木監督。あの時、作品は2本くらいしか観れなかったけど登壇される関係者の思いが乗った素敵な追悼だったしSNSでコロナ禍の中、苦しいながらも熱い監督の来場呼掛けが気に入ったので大木監督作品、いつか観たいと思っていたのが早くも叶った。
2010年代になってこういう映画を撮る若者が居る、懐かしい岡林のサウンド(効きすぎ)のせいだけじゃないだろう。
恥ずかしいと言いながら本当は好き?
自信や才能や夢が有るとか無いとか、そんな事で片付けられない物。
ホームレスにはやりたい事があるやつがなる。
脚本の阿佐ヶ谷氏のホームレス体験に基づく台詞が刺さった。
若い頃ルンペンに憧れて研究した事あるけど体験すらせず、何故か普通にそこそこの社会生活送ってきた、その答えのよう。
だからヴォーカルの何も解っちゃいなそうなプロにならなきゃ負け犬だみたいな青い台詞もすんなり入る。
タイトル由来は花菱草から
阿佐ヶ谷ネオ書房シアター
2020年10月