「あのこは貴族」2021年 バンダイナムコアーツ 監督:岨手由貴子
都会に生まれ、箱入り娘として育てられた20代後半の華子。「結婚=幸せ」と信じて疑わない彼女は、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手段でお相手探しに奔走し、ハンサムで家柄も良い弁護士・幸一郎との結婚が決まるが……。一方、富山から上京し東京で働く美紀は、恋人もおらず仕事にやりがいもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。そんな2人の人生が交錯したことで、それぞれに思いも寄らない世界がひらけていく。
テーマが面白そうなので観た。原作は山内マリコという人の小説。
住む世界が違うという言葉で均衡が保たれてるってのはある。
貧富、男女、世代、あらゆる階層や格差で成り立ってるこの世界を美しい東京の風景で綴っていてその作りは極めて上品。
最初は居心地悪かったけれどすごく気持ち良かった。階層差の違和感を敵対でなく共生の視点で描いてるからか。
まだまだ深堀りができそうな気がするんだけど、それをするとこのお上品さは損なわれるのかも。なんかふわんとした作品。
門脇麦が橋上でギャルコンビと手を振り合うシーンが好き。
新宿武蔵野館2021年3月
都会に生まれ、箱入り娘として育てられた20代後半の華子。「結婚=幸せ」と信じて疑わない彼女は、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手段でお相手探しに奔走し、ハンサムで家柄も良い弁護士・幸一郎との結婚が決まるが……。一方、富山から上京し東京で働く美紀は、恋人もおらず仕事にやりがいもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。そんな2人の人生が交錯したことで、それぞれに思いも寄らない世界がひらけていく。
テーマが面白そうなので観た。原作は山内マリコという人の小説。
住む世界が違うという言葉で均衡が保たれてるってのはある。
貧富、男女、世代、あらゆる階層や格差で成り立ってるこの世界を美しい東京の風景で綴っていてその作りは極めて上品。
最初は居心地悪かったけれどすごく気持ち良かった。階層差の違和感を敵対でなく共生の視点で描いてるからか。
まだまだ深堀りができそうな気がするんだけど、それをするとこのお上品さは損なわれるのかも。なんかふわんとした作品。
門脇麦が橋上でギャルコンビと手を振り合うシーンが好き。
新宿武蔵野館2021年3月