「サイコ」1960年 米 監督:アルフレッド・ヒッチコック
アリゾナ州の不動産会社に勤めるマリオン。婚約者サムの経済的事情により結婚に踏み切れない彼女は、仕事で預かった大金を出来心から横領、誰にも告げず車で逃走する。郊外でノーマン青年が経営するベイツ・モーテルにたどり着いたマリオンがシャワーを浴びていると、突然侵入してきた影が襲いかかり、彼女を殺害した。行方不明のマリオンを探すマリオンの妹ライラとサムは、ベイツ・モーテルにマリオンがいた痕跡を発見する。サムがノーマンの気を引いている間に、ライラがノーマンの家を捜索し・・・。
映画無知の私、このヒッチコックの元祖サスペンス・ホラーともいうべき作品に関して、有名なシャワーシーンくらいの知識しか無く、ストーリー構成も結末も知らない状態で、半世紀以上たった現在にBlu-ray鑑賞できたというのは幸いでした。
この古典作品が現在見ても色褪せない(勿論、古臭い所はありますが)というのは本作が後の多くの映像作家に影響を与え、後塵がヒッチコックの手法を伝承し続けているからに違いありませんね。
有名なシャワー・シーンは前半部。そこに至るまでのマリオン(シャーリー・シーン)の横領逃避行ドライブが、もうドキドキ。
何かが起きそうな不安感を煽りながら、大して何も起きない。停車中、不動産会社の上司に遭遇するシーンなど印象的。
そして、彼女に想像以上の惨劇が待っていようとは・・・。
シャーリー・シーンは決して不細工ではない(美人と思います)けど、何かゴツゴツしていて顔立ち、ファッションと女性的魅力には乏しく感じるのですが、きっちりセットした短髪がシャワーで濡れてくると断然、魅力が増します。魅力が増しきったところで、襲われ、あの悲鳴!
流石に悲鳴の顔は凄まじくて、魅力的とは言い難いが、ビジュアルとしてのインパクトは最高。
妹ライラが雇った探偵が殺される俯瞰から階段落ちへのチープな映像は古さ故の愛らしさがあり、好きですね。
しかし、この映画、マザコン・サイコを見事に演じたアンソニー・パーキンスに尽きるとも言えましょう。
サイコ [Blu-ray]ジェネオン・ユニバーサル発売日:2012-04-13ブクログでレビューを見る»
こんな番組もやってましたね。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120602/index.html
エドワード・ホッパー作「線路わきの家」
線路脇にひっそりと佇む、人の気配すらない古い洋館。光と調和していた柔らかい筆致は、力強い、緊張感をはらんだタッチへと変貌を遂げています。ホッパーが独自の眼差しで描きあげたアメリカの情景。一見すると何気ない風景のように見えるのですが、実はこの作品、あのサスペンス映画の巨匠ヒッチコックの傑作「サイコ」に強烈なインスピレーションを与えたというのです。
http://blog.goo.ne.jp/imapon1960/e/99ebc8bbd751ad358d9d49246029357a
アリゾナ州の不動産会社に勤めるマリオン。婚約者サムの経済的事情により結婚に踏み切れない彼女は、仕事で預かった大金を出来心から横領、誰にも告げず車で逃走する。郊外でノーマン青年が経営するベイツ・モーテルにたどり着いたマリオンがシャワーを浴びていると、突然侵入してきた影が襲いかかり、彼女を殺害した。行方不明のマリオンを探すマリオンの妹ライラとサムは、ベイツ・モーテルにマリオンがいた痕跡を発見する。サムがノーマンの気を引いている間に、ライラがノーマンの家を捜索し・・・。
映画無知の私、このヒッチコックの元祖サスペンス・ホラーともいうべき作品に関して、有名なシャワーシーンくらいの知識しか無く、ストーリー構成も結末も知らない状態で、半世紀以上たった現在にBlu-ray鑑賞できたというのは幸いでした。
この古典作品が現在見ても色褪せない(勿論、古臭い所はありますが)というのは本作が後の多くの映像作家に影響を与え、後塵がヒッチコックの手法を伝承し続けているからに違いありませんね。
有名なシャワー・シーンは前半部。そこに至るまでのマリオン(シャーリー・シーン)の横領逃避行ドライブが、もうドキドキ。
何かが起きそうな不安感を煽りながら、大して何も起きない。停車中、不動産会社の上司に遭遇するシーンなど印象的。
そして、彼女に想像以上の惨劇が待っていようとは・・・。
シャーリー・シーンは決して不細工ではない(美人と思います)けど、何かゴツゴツしていて顔立ち、ファッションと女性的魅力には乏しく感じるのですが、きっちりセットした短髪がシャワーで濡れてくると断然、魅力が増します。魅力が増しきったところで、襲われ、あの悲鳴!
流石に悲鳴の顔は凄まじくて、魅力的とは言い難いが、ビジュアルとしてのインパクトは最高。
妹ライラが雇った探偵が殺される俯瞰から階段落ちへのチープな映像は古さ故の愛らしさがあり、好きですね。
しかし、この映画、マザコン・サイコを見事に演じたアンソニー・パーキンスに尽きるとも言えましょう。
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こんな番組もやってましたね。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120602/index.html
エドワード・ホッパー作「線路わきの家」
線路脇にひっそりと佇む、人の気配すらない古い洋館。光と調和していた柔らかい筆致は、力強い、緊張感をはらんだタッチへと変貌を遂げています。ホッパーが独自の眼差しで描きあげたアメリカの情景。一見すると何気ない風景のように見えるのですが、実はこの作品、あのサスペンス映画の巨匠ヒッチコックの傑作「サイコ」に強烈なインスピレーションを与えたというのです。
http://blog.goo.ne.jp/imapon1960/e/99ebc8bbd751ad358d9d49246029357a