「ドント・ルック・アップ」2021年 米 監督:アダム・マッケイ
落ちこぼれ気味の天文学者ランドール・ミンディ教授はある日、教え子の大学院生ケイトとともに、地球に衝突する恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせようと躍起になる。仲間の協力も得て、オーリアン大統領とその息子で大統領補佐官のジェイソンと対面する機会を得たり、陽気な朝のテレビ番組「デイリー・リップ」に出演するなどして、熱心に危機を訴えてまわる2人。しかし人類への警告は至難の業で、空回りしてばかり。そのうちに事態は思わぬ方向へと転がっていき……。
今の時代ならではの、そしてNetflixならではの地球(人類)滅亡を皮肉たっぷりに描いたSFコメディで基本的にこういうのは大好きなんだけど笑ってる場合じゃないよな感もあるって何なんだよ。
案外地球最後の日ってこんなもんかもね。SDGsとかバカバカしくなる。滅べばいいじゃんて気になる。
笑い飛ばす事は好きだけど、笑い飛ばすだけしかできない無力感もある。
お祭り騒ぎのマスメディア。ケイト・ブランシェットの快楽主義とそれにあっさり陥落する科学者レオナルド・ディカプリオ。
女版トランプ・メリル・ストリープの落ちは今年最高レベル。特権階級だけ助かろうとする心情の愚かさは理解の外なので。
アッサリすぎる他国の対応や描かれない国連との関係性。これもまた米的な気もする。まぁ、今に始まった事じゃない。日本もその他の国同様で怯える人類カットが挟まれる程度で眼中無し。
本邦も低予算でもいいからどんどんこういうの作って欲しいな。
ティモシー・シャラメたちがスケボーの裏に貼ってたジェニファー・ローレンスのパニ顔ステッカー。商品化されてますか?欲しいです。
シネ・リーブル池袋 2021年12月