「ミニミニ突撃隊」

「蔵出し！松竹レア物祭」

「ミニミニ突撃隊」1968年　西野バレエ団　監督：梅津明治郎

テレビで大人気だったレ・ガールズ（金井克子、由美かおる、原田糸子、奈美悦子、江美早苗）の5人娘が繰り広げる歌と踊りの明朗青春映画。脚本は「若大将シリーズ」の田波靖男。黒沢明とロス・プリモスのゲスト出演や六〇年代末の若者風俗が楽しい！

女子大生のカツミ（金井克子）、薫（由美かおる）、逸子（原田糸子）、奈美子（奈美悦子）、幸技（江美早苗）の五人は同じ清和寮の寮生である。ある夜、仲の良い奈美子、逸子、薫の三人が室長のカツミと、舎監の相川女史（姫ゆり子）の目を盗んで寄宿舎を抜け出てゴーゴー喫茶店に飛び込んだ。若い娘らしく、理想の男性を見つけようというのだ。三人は喫茶店で三人の男性に会った。奈美子は岡本（山本紀彦）と、逸子は井上（藤岡弘）と、そして薫は森（石立鉄男）と知りあい、仲良く踊った。一方風の音に目をさましたカツミは、三人が抜け出たことを知り、相川に見つかっては大変と、夜の街に奈美子たちを探しに出かけた。。。



前半は西野バレエ団のダンスを存分に楽しめる仕様で後半に少しサスペンスなアクション活劇になる。良くも悪くも軽い感じ。
ミニスカワンピ、西野バレエ団の実力の中では一人寮生でなく自宅組のショートカット江美早苗が良い。あだなはモンキー、実はこの方は良く知らなかった。ダンスシーンでのパンチラサービス見逃さなかったよ。
先輩金井克子はダンスも大人の雰囲気。長身の原田糸子はもっとクールでも良かったかな。奈美悦子は意外と（失礼）カワイイ担当。お茶目なチビ由美かおるはやはり存在感ある。
彼女等がジャズ喫茶（昭和歌謡ロス・プリモスが出演）でハントするのが山本紀彦、藤岡弘、石立鉄男。完全なチョイ役だが折尺で原田糸子のヒップを測る藤岡弘が良い。



インチキフランス語の藤村有弘がニの線、堅物女史姫ゆり子をメロメロにするラブシーン。　





ラピュタ阿佐ヶ谷
2021年7月