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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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22世紀の愛のカタチ

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2022年3月5日、マヒトゥの呼び掛けで急遽新宿駅南口で反戦集会が行われた。
カネコアヤノも即呼応し、この日ギタージャンボリーのライブ予定があるにも関わらず、その前に駆けつけた事は本当に嬉しい事だ。これはカネコアヤノのステージに遭遇できなくても、少し現場に駆けつけたい気持ちになった。コロナ禍以降リアルなデモがやりにくくなっている。その分、人はSNSという手法を手に入れたが、それはむしろ政治不信や戦争反対のモヤモヤ感のガス抜き効果に留まり為政者たちには好都合かもしれない。リアルなデモを熱望していたし、何なら参加したい。
配信もあるらしいというのでお昼からスタンバイしてたらカネコアヤノがトップバッターだった。歌った3曲は反戦、平和への祈り、いつもとはちょっと違う思いが乗っていて圧巻であった。現場へ行く気が萎えてしまうほど揺さぶられた。今回の現場集会は若者に託そうという事で以降すべての予定を変更して日没まで配信を見入ってしまった。

カネコアヤノ 反戦の思い3曲

爛漫
抱擁
明け方

ミュージシャンたちと共に多くの方戦争反対のスピーチ。ウクライナに留学していた女性、民衆と国家の考えの齟齬に苦悶するロシア女性。日本語とかスピーチ慣れしてないとか関係ない。音量が小さい時はPCに耳を近づけた。
わずか一週間で作り上げた素晴らしい集会だったと思う。最初はファッション反戦だっていいんだ。多くの人がそれぞれの思いを持ち帰った事でしょう。それでも戦争は止まらない。20世紀は戦争の世紀だった。21世紀も戦争の世紀にするのか。学習しよう。8月15日終戦。海外に目を向ければいつでも戦争や紛争は至るところであった。しかし、日本では一応戦争は起きなかった。我々親世代、戦前派、戦中派の反省によって語り継がれた戦争の悲惨さで、我々世代は平和を満喫して生きてこれた。次の世代へも伝えていかなければならないのに、それは実体験を持った親世代より困難な事だ。残念ながら同世代の政治家から戦前回帰の機運を高める動きを感じたりするのはとても悲しい。暴力に対して暴力、武力に対して武力。そんな考えは20世紀で終わりにできたんじゃないのか?人間は学習しないのか?SNSを溜飲を下げるツールのような言い方をしたが、利点もあるかもしれない。これは明らかに20世紀の戦争とは違うはずだ。プーチンの侵攻が一刻も早く停止する事を願う。

 

 

抱擁

22世紀の愛のカタチ・・・というフレーズがある。大好きな曲だけど今まで、このフレーズはあまりにも先で実感が湧かなかった。(世代感覚としては21世紀になったばかりじゃん・・・もうすぐクォーター経過するんだね)自分の生は無いし、息子の生も無い可能性の高い22世紀。孫は居ないし、出来そうもない。カネコアヤノ自身の生もおそらく無い22世紀。新宿南口NOWAR0305、配信で聴いたこのフレーズが心に迫りすぎた。クソみたいな人生と日々を過ごしてるチッポケな自分だが、何か想像力と責任感みたいなものが掻き立てられるような。

コロナの世界が来た時、
コロナ感染してしまった時(俺が)
戦争が始まってしまった時、
カネコアヤノの歌と歌声はさらに神懸かり、伝わるものがデカくなる。
カネコアヤノ反戦3曲 NO WAR

歌う側の心のさま 聴く側の心のさま 柔軟に吸収する歌詞と曲。

この夜、同じ新宿南口バスターミナルからカネコアヤノを見るために金沢へ向かった。翌日のステージでもこの3曲歌ってくれて全く違う風景を見せてくれました。純粋な愛。


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