「1990年代日本映画ーー躍動する個の時代」
「秘密の花園」1997年 東宝=ぴあ 監督:矢口史靖
お金が大好きな銀行員・咲子が、銀行強盗事件で消えた5億円を追い求めて全力を挙げて邁進するというコメディ。女子高生の受難を喜劇として描いたPFFスカラシップ作品『裸足のピクニック』(1993)で劇場映画デビューした矢口史靖が、前作から一転して、能動的なヒロイン像を鮮烈に描いた2作目。東宝がぴあと提携して若手監督を後押しする「YESレーベル」第2弾として製作された。
お金を集め数える事が趣味の緩女子鈴木咲子(西田尚美)が目標を持った途端に大覚醒。内藤武敏に地質学を、伊集院光に運転を、木村多江に水泳を、田中要次にロッククライミングを習う西田尚美。
5億円の目標を持った途端に金銭感覚が破綻するのもオモロ。
天然的要素の西田尚美といい加減でフワフワした地質学研究室助手の利重剛が良い。
約四半世紀ぶりの再鑑賞。当時はもっと洗練された展開の面白いコメディと衝撃的な感想持ったが、初期作品だけに荒削り。それでも評価は下がらんでしょう。
「裸足のピクニック」も機会があればどこかで劇場再鑑賞したいものだ。
西田尚美さん、今はいい感じのお母さん役やってるんですね。
国立映画アーカイブ
2022年2月
「秘密の花園」1997年 東宝=ぴあ 監督:矢口史靖
お金が大好きな銀行員・咲子が、銀行強盗事件で消えた5億円を追い求めて全力を挙げて邁進するというコメディ。女子高生の受難を喜劇として描いたPFFスカラシップ作品『裸足のピクニック』(1993)で劇場映画デビューした矢口史靖が、前作から一転して、能動的なヒロイン像を鮮烈に描いた2作目。東宝がぴあと提携して若手監督を後押しする「YESレーベル」第2弾として製作された。
お金を集め数える事が趣味の緩女子鈴木咲子(西田尚美)が目標を持った途端に大覚醒。内藤武敏に地質学を、伊集院光に運転を、木村多江に水泳を、田中要次にロッククライミングを習う西田尚美。
5億円の目標を持った途端に金銭感覚が破綻するのもオモロ。
天然的要素の西田尚美といい加減でフワフワした地質学研究室助手の利重剛が良い。
約四半世紀ぶりの再鑑賞。当時はもっと洗練された展開の面白いコメディと衝撃的な感想持ったが、初期作品だけに荒削り。それでも評価は下がらんでしょう。
「裸足のピクニック」も機会があればどこかで劇場再鑑賞したいものだ。
西田尚美さん、今はいい感じのお母さん役やってるんですね。
国立映画アーカイブ
2022年2月