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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「しとやかな獣」

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「若尾文子映画祭」

「しとやかな獣」1962年 大映 監督:川島雄三 原作・脚本:新藤兼人

金と欲にまみれる悪人たちの攻防戦を描く衝撃のブラック・コメディ。詐欺まがいの手法で荒稼ぎする団地住まいの一家の前に現れた最大の強敵!幸枝は男たちを騙し、次々と金を巻き上げていたが・・・。川島×新藤の会話劇と映像美が冴えわたる痛快ブラック・コメディ。



2度目の劇場鑑賞。やっぱり面白い。
アカデミー賞取った韓国映画に負けない旧作邦画は、若尾文子と山岡久乃の存在に尽きると思う。
主役は一応、若尾文子なんですね。
若尾文子の会計係りは生きるため自らの弱さを武器に、しとやかというか強か。
言葉使いからも一番しとやかな獣は山岡久乃。ラストの表情が絶品もの。



白壁階段でのモノローグ
鉄製手すりの古き団地の階段との繋り。

陰気な船越英二登場から煽り、俯瞰とカメラが冴える。



小沢昭一の馬鹿馬鹿しい芸。



いつかまた劇場鑑賞したい。



角川シネマ有楽町
2020年3月

「しとやかな獣」2008年鑑賞分

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