「シェイプ・オブ・ウォーター」2017年 米 監督:ギレルモ・デル・トロ
原題:The Shape of Water
1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。
監督が子供の頃から創作していたという「大アマゾンの半魚人」のアナザー・ストーリー。
グロテスクでちょっと可愛い半魚人くんと声帯を失った掃除のおばさんとの、このロマンチックな映画の世界観。色彩コーデが徹底していて素晴らしい。
イライザの私服から清掃員のユニフォーム、キールパイにゼリーパイ、ストリックランドの新車まで、そう、グリーンじゃなくてティールtealだ。
半魚人が音楽好きなのは昔から。そしてダンスも映画も好き。
とにかくサリー・ホーキンスの好演。せつない。
ジャイルスとソファーでステップ踏むシーンも可愛らしい。
イライザの自慰、ストリックランドの夫婦生活、性器を表す手話、ゼルダとの下ネタ話とかデル・トロ監督が好きなように撮ってるのも好感。
tsutayatv
2020年7月
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「シェイプ・オブ・ウォーター」
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