Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

SWEET VERTIGO 2023 -Laura day romance-

$
0
0
1月29日(日)は待望のLaura day romance onemanでした。
昨年の東名阪Onemanの悔しさ(発売時間間違えてチケ取れず。恐らく間違えてなければ一般でも獲れたっぽい)を本格的に晴らす時だ。

会場に入ると今回のポスタービジュアルが映し出されていて思い出した。
今回のLiveは吉岡美樹さんという方がVJで参加されているのだ。
ちょっと事前に調べたりもしたが、まあ、拝見をお楽しみに。であった事を忘れてた。

ワンマンだからか?いつものI'm Not Rich無しで登場したのは
Laura day romance の4人、いつものサポート・ベースさん、さらにサポート・ギターにサポート・キーボードの7人編成。
所謂フルLaurasだ。

いつもよりカジュアルな感じのジャケット(後に貸衣装だと知らされる)に身を包んだ井上花月が歌いだしたのは、なんとリリースしたばかりの「灯火管制の夜」
若い彼らが何故今の時代「灯火管制」なんて言葉を選ばなきゃいけないのか?また、曲の方が有事ロマンチックなので戸惑う面もあるけど病みつきになる曲なんだよね、これが。
吉岡さんのVもモノクロな荒廃映像、不穏な戦闘機の機影とか出てくるけれど、やがて飛行船ヒンデンブルグ号の炎上事故の映像へと変わる。30数名の被害者を出した惨事だが、飛行船の燃え尽きていく映像に井上花月の癒しヴォイスに初っ端から背徳的なメロメロ感。

ライブ・タイトルや事前に「季節EPからも演奏します」とは言っていたけど1曲目のこの選曲には意表を突かれた。良い!!
鈴木迅の荒ぶるギターと掛け合い、歌い終わると一言「ありがとう」からの「rendez-vous」
もう、身もだえするしかない。
後日、鈴木迅くんが字の汚いセトリ・ノートの画像をSNSで上げてくれていたけど、「一言、ありがとう 拍手もらう」とかライブ演出のメモが細かく記載されてる。
Laurasのトークは上手くはなく、ホワンとした井上と、川島のツッコミが微笑ましいのだけれど、ライブ演出はかなり計算されているのね。
成り行きアドリブも良いけど、この鈴木迅くんの緻密な計算は創る楽曲同様好印象だ。

3曲目に早くも「Sweet Vertigo」
今回のライブ・タイトルにもなっている新曲で、このところ聴いてて一番ニコニコになれる一耳惚れの曲。身体が揺れる眩暈がする。
吉岡さんのVがヒッチコックを想起させて楽しさが増す。実はヒッチコックの「めまい」絶対に劇場で観る事を諦めたくなくて、未だ一度も観てないんだけどね。

このあたりで早くも本ライブのLaurasはVJ入れての8人か、否、照明やその他裏方スタッフ、観客みんなLaurasなんじゃねーかという多幸感。
セカンド・アルバムからお馴染みの「wake up call」、
season ep(夏)から「the boy blue」を皮切りにライブ乗り向きの万感結束(lookback & kicks)、
アコースティクで音数少な目の「slumbers」を挟んで「tender icecream」「潮風の人」 外は真冬の寒波も会場は昨夏の思い出で溢れる。
ここでも吉岡さんのVJが威力を発揮していて鬼に金棒状態。

ライブアレンジが絶対カッコいいはずの「aching planning」を期待を裏切らないカッコよいイントロ・アレンジで聴かせ、折り返しだ(ワンマンライブは18から20曲想定なので)
折り返しは秋epから2曲、秋へと移ろう季節。
♪なんかさ、きみがいないとダメ~だな
というキラーワードの「ether」のあと
今日は新しい曲も一杯やってるけど、ここで昔からの曲をと・・・「hot coffee」
そうそう活動6年なんですって。自分は半分からで旧曲は後追いだけど、後追いで聴く曲が全部優秀だからこそハマったのよね。
そして、今、Laura day romanceも進化、変化を遂げようとしている。川島くんの友達は「Laura day romance 第一章の終わり」と表現したらしい。
個人的にはとっくに第二章という感じだったけれど、今年が飛躍、発展の年になることは決定的ではないだろうか。

ライブ定番の「fever」で加速を付けて・・・
昨年のワンマン・リベンジの身としては「roman candles」からの曲を沢山聴きたいと思ってたから「winona rider」 ~「waltz 」の流れにも歓喜。
ここから旧曲2曲、大音量アレンジ。このバンドもまたライブでしか味わえない何かを持ってる(みんなそうかw)
ライブのつまらないバンドがあったとしたら、そりゃダメでしょう。
ところで「夜のジェットコースター」のVでジェットコースターより観覧車、回転木馬に照準を合わせる吉岡さんの感性には全くもって共感しかない。

最後の曲が「happy end」 ならばアンコールは「sad number」で締めるのね。と思ってた。

アンコールで「well well 」をやりだす贅沢さ。これから第二部ですか?そんなわけはなく、欠かせない「sad number」・・・
いあや、もう1曲やってくれたのが、なんと「花束を編む」
「roman candles」のプロローグ的ともいえる小品だけど、アルバム中一番好きな曲かもしれない。
「ライブの幕開きでやってくれないかな。無理だろな。」と諦めてた曲で締める。これも意表を突かれた。
歌われてみると、エピローグにこんな相応しい曲があるだろうか。じ~ん。

Laura day romanceのサウンドと吉岡美樹のV、全てが素敵すぎて身体の届かない所、隅々まで行き渡りました。

流石に人生を共に歩むという歳でもないが最終コーナーにLauras がある人生も良いじゃんか。




SWEET VERTIGO 2023
2023年1月29日
渋谷WWWX

セトリ

灯火管制の夜
rendez-vous
Sweet Vertigo
wake up call | 待つ夜、巡る朝
the boy blue
lookback & kicks
slumbers
tender icecream
潮風の人
aching planning | 痛ましいやり方
cardigan
olive drive | 橄欖思巡
ether | 満ちる部屋
hot coffee
fever
winona rider | ウィノナライダー
waltz | ワルツ

大停電
夜のジェットコースター
happy end

en.
well well | ええと、うん
sad number
花束を編む | making a bouquet

尚、鈴木迅公開のセトリ・ノートによるとアンコールは「東京の夜」が赤ペンで消されwell wellになってた。
「東京の夜」はまた今度。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles